別れを考えていたイマドキのマンネリ・カップルに訪れた、思わぬ妊娠。そこからはじまる結婚までの6ヵ月を描いたラブ・ストーリー、映画『グッド・ストライプス』(監督・脚本:
岨手由貴子)は5月30日(土)より公開されます。4月23日(木)には東京・スペースFS汐留で完成披露試写会が開催。主演をつとめた
菊池亜希子、
中島 歩らが登壇し、それぞれの結婚観や理想の結婚について語りました。
ステージにキャストと岨手監督が登壇すると会場からは大きな拍手が贈られ、まずは、本作で長編映画デビューを果たした岨手監督が、「婚活だとか、結婚相手に求める条件だとかがニュースになりますが、もっとロマンチックな幸せがあるのではないかと思って映画を作りました。結婚相手に趣味や何もかもを合わせなくてもいいよという、2つの平行線のままでいいよという意味を込めて、タイトルを『グッド・ストライプス』にしました」と、タイトルに込められた意味を語る。
続いて、いつもふてくされている大人になりきれない文化女子を演じた菊池は、「私たちの年代には切実な問題を扱っていますが、この物語を必要としている人はいっぱいいるのでは。結婚へのハードルを優しく下げてくれるような作品です」と本作の魅力をアピール。
また『花子とアン』でのキャラクターとはまるで異なる、現代的で優柔不断なお坊ちゃまを演じた中島は、「自分とは全く違うキャラクターで、理解できない部分も多く、精神的に不安定になった時もあって。(役に)近づけていくのに苦労しました」と告白。撮影がちょうどソチ五輪の期間だったそうで、「おこがましいのですが、(役作りに苦労する自分を)浅田真央ちゃんと重ねて見てました」とか。
「私自身、実家の母などから“結婚”については、聞かれすぎているのですが……」と苦笑しつつ、「好きなことを共有するより、嫌だな、しんどいなというネガティヴな感情を共有できる相手が理想です」と菊池が理想の結婚を真摯に語ってくれた反面、中島は「結婚するからには、子どもが欲しいですね。あ……あと、一緒に住みたいです。家族になりたいので」と天然な受け答えを披露し、会場は笑いに包まれました。
最後は菊池から、「登場人物を自分自身や近い人に重ねて観ることのできる映画なので、楽しんでください」とメッセージが寄せられています。
■『グッド・ストライプス』
2015年5月30日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国公開
出演: 菊池亜希子 / 中島 歩 / 臼田あさ美 / 井端珠里 / 相楽 樹 / 山本裕子 / 中村優子 / 杏子 / うじきつよし
脚本・監督: 岨手由貴子
音楽: 宮内優里
主題歌: 大橋トリオ「めくるめく僕らの出会い」(rhythm zone)
配給・宣伝: ファントム・フィルム