『ぼのぼの』や『I（アイ）』など独特の世界観で多くのファンを持つ、いがらしみきお原作の人気マンガを原作に、監督・松尾スズキ、主演・松田龍平が『恋の門』以来10年ぶりのタッグを組んだ新作映画『ジヌよさらば　〜かむろば村へ〜』の公開日が2015年4月4日（土）に決定。ポスター・ビジュアルも公開されました。

　今回到着したビジュアルは、本作の舞台となる“かむろば村”へ、逃げるようにやってきた元銀行員のタケ（松田龍平）をはじめ、村長の与三郎（阿部サダヲ）、与三郎の美人妻・亜希子（松たか子）、過疎の村に咲く一輪の花、女子校生の青葉（二階堂ふみ）や、自他ともに認める村の神様“なかぬっさん”（西田敏行）ら、一癖もふた癖もあるキャラクターが揃っています。

　――「ジヌ」とはこの地方の言葉で「銭（ぜに）」のこと……。主人公は、現金に触るだけで失神してしまうという前代未聞の“お金恐怖症”になってしまった元銀行マン、タケ。仕事を続けられなくなり、逃げるようにやってきた山奥の村で「お金を一銭も使わずに生きていく！」と宣言。その舞台は、病院も学校も警察もない過疎の村“かむろば村”。世話好きの村長や自称・神様をはじめ、あまりにも濃くて不思議な人々を巻き込んだ“お金を使わない生活”の行き着く先は――。

　最強にヘタレな若者が、あたたかくも強烈な人々と向き合いつつ、つかみとった生き方とは？ 混迷する現代に放たれる、ちょっと不思議なエンタテインメント・ムービーにご期待ください。

（C）2015 いがらしみきお・小学館 / 『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』製作委員会