ジョアン・ジルベルト 2003/09/12掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
以前にコチラのニュースでお伝えした
ジョアン・ジルベルトの初来日公演ですが、11日、東京国際フォーラムにて、無事に第1日目を終えました! レコーディングをすっぽかす等、気分屋で知られるジョアンだけに、チケットは取ったものの、「本当に来るのか?」と多くの人が半信半疑でしたが、今回は上機嫌だったのか、何と約30曲も演奏し、無事に来日公演が実現した事をここに報告します。
残暑厳しい東京の夕方。18時開場、19時開演だったのに、大幅に遅れ、20時近くなって、ようやくホールに入場。誰もが不安を隠しきれずにいましたが、コンサートは無事にスタート! しかし、やけに暑いと思ったら、「アーティスト側の希望で空調を切ってる」との事。「5千人近くも集めといて、そりゃ無いよ」と会場は熱気に包まれてしまいましたが、ジョアンの
声とギターが響きわたると、暑さもどこへやら。ステージから吹く本物のブラジルのサマーブリーズに感動、感動、また感動!
「ディサフィナード」、「コルコバード」など誰もが知っているボサノバスタンダードの数々を真のオリジナル・アーティストが、今、そこで歌っているという単純な事実に、観客の誰もが感動した事と思います。私的名曲「シェガ・ヂ・サウダージ」もラストに演奏してくれて、もう感激! まさに生きた伝説による伝説のステージとなりました。