デイデラスとのコラボレーション『ニーデラス』や、個々のメンバーの活発な活動で注目を集めるジャム・バンド、ニーボディ（KNEEBODY）が、バンド名義としては『The Line』（2013年）以来となる新作『Anti-Hero』（AGIP-3595 2,200円 + 税）を3月17日（金）にリリース。

　「ニューヨーク・タイムス」紙をはじめ、米メディアが絶賛するニーボディ。2001年に米カリフォルニアで結成され、2005年にヴェテラン・トランペット奏者デイヴ・ダグラスが主宰するレーベル「Greenleaf Music」から1stアルバム『Kneebody』でデビュー。2009年にリリースしたテオ・ブレックマンとのアイヴス楽曲集『Twelve Songs』では〈グラミー賞〉にノミネートされ、R＆B、ロック、ヒップホップなどの要素も取り入れながら“ジャズのネクスト・ウェイヴ”の表現者として現在も最前線を走り続けています。昨年は、デイデラスとのコラボ作『ニーデラス』をフライング・ロータス主宰「Brainfeeder」から発表。バンド設立メンバーのサックス奏者ベン・ウェンデルはソロ・アルバム『ホワット・ウイ・ブリング』をリリースし、高い評価を獲得。ドラムを担当するネイト・ウッドは、セッション・ミュージシャンとしてだけでなく、マスタリング・エンジニアとしてもひっぱりだこの存在です。

　新作『Anti-Hero』では、エレクトリック・ジャズの新境地をグルーヴィーにキャッチーなリフで聴かせる1stシングル「Uprising」、ドリーミィなエレピにジャズ・メッセンジャーズ直系のホーン、アップリフティングなビートが効いた2ndシングル「For The Fallen」といったオリジナル曲を収録。また『ニーデラス』にも収録された「Drum Battle」は超絶リズム・トラックに疾走感あふれるサックスがグルーヴする爽快なニーボディ・サウンドに生まれ変わっています。さらに、フライング・ロータス作品などで活躍し、22歳でこの世を去ったジャズ・ピアニスト、オースティン・ペラルタを偲んだ美しいバラード「Austine Peralta」も収録。ジャンルを超えて活動する現代ジャズ・シーンの猛者が集ったアルバムです。