CMなどでもおなじみ、すでに熟練の域に達した存在感のあるギター・ワークが素晴らしすぎるChar。彼がかつて元ゴールデン・カップスのルイズルイス加部（加部正義）と元イエローのジョニー吉長に声をかけて結成された3ピース・バンドJohnny,Louis＆Char。彼らは79年7月14日、日比谷野音のフリー・コンサートでデビュー、その模様はデビュー盤『Free Spirit』（写真）としてリリースされています。この伝説の名作がなんと、豪華仕様の『Free Spirit 1979.07.14』(EDCJ-2001〜2 ￥7,000(税込))として11月3日にリリースされることが決定！

　気になる内容は、その当日のMCなどを含むレコーディング・テープを、最初から最後まで余すところなく完全収録し、リミックス、リマスタリングされた111分のCD2枚組。当日の資料用のライヴ映像、さらに現在のChar本人が、日比谷野音で語る“FREE SPIRITを今想う”というロング・インタビューを収録したボーナスDVD。さらに当日のオフィシャル・カメラマン（おおくぼひさこ氏）が撮影した未発表写真が満載された約80ページに及ぶ豪華ブックレット、そしてこれらのアイテムをパッケージするにふさわしいハード・カバー・スリーブ・ケース。さらなる詳細は公式HPにアップされているので、そちらを参照されたし。通販による特別先行予約（〜10/20）も見逃せませんよ。

　のちにPINK CLOUDと名前を変更、80〜90年代のシーンに名を刻んだのち、94年に解散、95年には締めくくりとしてふたたび日比谷野音のフリー・コンサートを敢行、その記録は『Free Spirit 1994』として残されている彼ら。日本にないスケールの大きさや迫力、濃密なインタープレイ、どれをとってもあまりにカッコよいロック・トリオである彼らの不滅の金字塔が豪華仕様でよみがえるとは。これはファン冥利につきるアイテムとなることうけあい。