タワーレコードより、
佐藤 博のベスト・ワークスを集めたアルバム
『UNDERCOVER』が6月3日(火)に発売されます。
1970年代から活躍してきたシンガー・ソングライター、キーボード・プレイヤーの佐藤 博。75年に
鈴木 茂と
ハックルバックを結成、
ティン・パン・アレーのメンバーとしても活躍し、76年にはソロ・デビュー作『SUPER MARKET』を発表。そのシンセイサイザーの実力で、
細野晴臣、
山下達郎、
大瀧詠一などの作品にも参加、言わば職人的なミュージシャンとして活躍を続けながら、2012年10月26日に65歳の若さで他界しています。
今回は、2000年頃からの、いわゆるインディーズ時代にリリースされた佐藤 博のベスト・ワークスをコンパイル。三回忌となる2014年、生誕記念日にあたる6月3日(火)に発売されることが決定しました。
『UNDERCOVER』には、佐藤 博の“歌の原点”であるエルヴィス・プレスリーのカヴァー、日本の童謡をモチーフにしたゴスペル・タッチのナンバー、ロスで活躍する
マリエ・ディグビーとのコラボ曲で遺作となった「Sweet Lullaby」など、インディーズ時代のあくなき創作意欲が見渡せる魅力的なラインナップが集結。また、ボーナストラックとして、自宅スタジオから発掘された貴重な音源も収録。『awakening』のいわゆるレコ発となった六本木ピットインでのライヴ、鹿児島放送で開局から30年以上に渡ってオープニング / クロージングとなっている「輝きに向けて」(未発売)など、近しいスタッフでも初めて知るようなレアなナンバーも!
またタワーレコードでは、『UNDERCOVER』発売を記念し、ゆかりの人物を招きながら、佐藤 博の生前の映像上映などを行なうトーク・イベントを開催予定(詳細は後日発表)。オンライン含むタワレコ全店で『UNDERCOVER』を購入した方には先着でイベント参加券がプレゼントされます。
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佐藤 博[プロフィール]
1970年代初期、関西ブルース・シーンに彗星のごとく登場し、1975年、鈴木 茂とハックルバックを結成。ティン・パン・アレーのメンバーとしてツアーやレコーディングに参加する(吉田美奈子、大滝詠一、細野晴臣 …etc)。1976年に『SUPER MARKET』でアルバム・デビュー。『TIME』、『オリエント』と次々とソロ作品を発表するほか、細野晴臣『泰安洋行』、吉田美奈子『FLAPPER』、大瀧詠一『Niagara Moon』、山下達郎『SPACY』など名盤と語り継がれる作品にキーボード、作曲、アレンジなどで参加し、セッション・ワークを重ねた。1979年に渡米。LAを拠点にエイモス・ギャレット、スペンサー・デイビス、マリア・マルダーらと活動し、高い評価を得た。帰国後も精力的にオリジナル・アルバムを発表し続ける。00年代後半には青山テルマ「そばにいるね」のサウンド・プロデュースを担当。SoulJaの「ここにいるよ」のアナザー・ストーリーとして制作されたこの曲は、この年最大のヒットとなる。「日本で最も売れた着うたフル楽曲」としてギネスから認定を受けた。