5人組ダンス&ヴォーカル・グループ、
東京女子流による全国ツアー〈4th JAPAN TOUR 2014 〜Royal Mirrorball Discotheque〜〉のツアー・ファイナルが6月15日、日比谷野外大音楽堂にて行なわれました。
この野音のステージのみ、生バンドでのライヴ構成。普段より東京女子流のレコーディングに参加しているギタリスト土方隆行をはじめ、ドラム渡嘉敷祐一、キーボード松田真人、ベース湯浅崇と、東京女子流の重厚なサウンドを再現できるバックバンドが揃い、主役の東京女子流がどんなパフォーマンスを見せれるかが注目されました。野音ならではのリハーサルのバンドの音漏れから、すでにファンは興奮。立見の当日券が出るということで、チケットを持っていなかったファンも場外には駆けつけ、開場前に列を作っていました。
「ヒマワリと星屑」のギターカッティングからライヴはスタート。この「ヒマワリと星屑」は代表曲ながら、結成当初より東京女子流のヴォーカルをひっぱってきた
小西彩乃が昨年より歌の調子を崩し、昨年の武道館よりその歌唱パートを別のメンバーが担当していた曲。その歌唱パートを、オリジナルのとおり小西彩乃が歌い出し、パフォーマンス。長く心配していたファンの歓喜の絶叫がライヴ全体をヒートアップさせました。この日、東京女子流メンバーは全員ダンスも歌も好調。リハーサル時のメンバーのブログなどでも触れていた「バンドさんがすごすぎて、女子流も負けないようにしたい」というとおり、5人が最高のパーフォマンスを見せていき、終盤に「Limited addiction」でまたもや小西彩乃が元パートを歌い上げ、会場が最高潮となるとそのアレンジが曲中に別のアレンジ・ヴァージョン「Limited addiction -Unlimited addiction Mirrorball Royal Mix-」に変化。オーディエンスは一気に熱狂に包まれました。
ライヴ本編最後の曲の前に、この4thツアーよりメンバー内の役割変更で新リーダーとなった
庄司芽生よりMCにて「(昨年の)3rdツアーでは体調不良などもあり自分たちのメンタルの弱さを思い知らされました。(今回の)4thツアーでは自分達でステージを作らせてもらい、東京女子流とはどういうものなのかというのを改めて考えました。そして今ここまできて、新たなスタートを切ろうというメンバーの想いが詰まった曲」という説明で、まさに昨年のある意味、挫折となった3rdツアーのタイトルであった「約束」を歌唱。東京女子流はその長かった挫折からの1年を終え、復活と今後の飛躍を宣言。そこには、いままでの歌って踊る可愛い5人組のイメージとは明らかに違った、力強いアーティスト東京女子流5人の姿がありました。
またこの日のMCでは、7月6日(日)に開催調整中のラゾーナ川崎プラザでのフリー・ライヴ、7月13日より5ヵ月連続で開催される東京・赤坂BLITZでのワンマン〈TGS Discography〉〈HARDBOILED NIGHT 全5夜〉、そして新曲のアナログ・リリースなど、今後の予定が発表されました。