世界で圧倒的な人気をほこる、
荒川 弘による傑作漫画『鋼の錬金術師』が遂に実写映画化決定。現在のところ来冬の公開を予定しており、監督は
『ピンポン』(2002年)で知られる
曽利文彦。「『ピンポン』は企画段階から参加し、自らの想いが強く反映された作品ですが、今作はそれ以来となる、自らが立ち上げた作品であり、特別な思い入れがあります。『鋼の錬金術師』の世界観やテーマ性、そして“生きていくことの真実”を描いた、この素晴らしいストーリーを幅広い世代にご覧いただけるよう、チーム一丸となって全力で取り組んでいきたいです」(曽利)との言葉を寄せています。
母親を生き返らせるために、錬金術の最大の禁忌(タブー)である“人体錬成”を行ない失敗、その代償として兄は体の一部を、弟は体全てを失い、魂を鎧に定着させた体になってしまう――。失った全てを取り戻すべく、絶大な力を秘める“賢者の石”を探す兄弟のストーリーが描かれる『鋼の錬金術師』。主人公である兄“エドワード”役には
山田涼介(
Hey! Say! JUMP)が決定。
「僕自身も小さな頃から読んでいたのですが、現実離れした世界観でありながらもヒューマンドラマがちゃんと描かれている、そこに多くの人が心を惹きつけられているのだと思います。今回主演という立場を頂いた時は、原作が好きだからこそ、どんな作品になるのか疑問と想像が膨らみ、自分がこのプレッシャーに勝てるのか?という気持ちもありました」と語っているほか、アクション・シーンについては「できる限りスタントは入れず、自分を追い込んでやってみたいと思っています。CGなどの技術の発達がある今この時代だからこそ、実現できる。原作ファンの方には勿論、原作を知らない方にも、この作品の凄さをスタッフ・キャスト一同で作り上げていけたらと、身体を鍛え役への理解を深めることで、今は決意が固まりました」とコメント。
また、エドワードたちの幼馴染で機械鎧(オートメイル)技師の“ウィンリィ・ロックベル”役を
本田 翼、兄弟の良き理解者で若き士官“焔の錬金術師”こと“ロイ・マスタング”役を
ディーン・フジオカが演じ、さらには
佐藤隆太(ヒューズ中佐)、
蓮佛美沙子(ホークアイ中尉)、
夏菜(ロス少尉)、
大泉 洋(国家錬金術師タッカ―)、
國村 隼(ドクター・マルコ―役)、
小日向文世(ハクロ将軍)、そしてホムンクルス(人造人間)であり謀略に長けた“色欲”の“ラスト”役を
松雪泰子がつとめるなど、豪華キャストも一部が明らかにされています。
(C)2017 荒川弘 / SQUARE ENIX(C)2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会
■『鋼の錬金術師』
2017年冬、全国ロードショー
監督: 曽利文彦
原作: 『鋼の錬金術師』荒川 弘(「ガンガンコミックス」スクウェア・エニックス刊)
エグゼクティブ・プロデューサー:濱名一哉
配給: ワーナー・ブラザース映画