去る10月14日(水)、
山崎まさよしが、7月21日に山口県防府市を襲った水害へのチャリティ・イベントとして、同市の防府市公会堂にて自身初のチャリティ・ライヴを行いました!
このライヴは、水害から約3ヵ月経った現在でも復旧作業が行われている状況に、山崎の出身地である防府市に何か協力ができないかと働きかけたのがきっかけ。エフエム山口と防府市文化振興財団が主催となり、地元住民を中心にチケットを販売。グッズも合わせた売り上げを、災害への義援金として寄付するとのこと。
会場の約1,600席は即完売、当日券が出るか分からない状況でも、ライヴ当日には遠方からファンが駆けつけ、立ち見も入れた約1,800人の地元住民とファンが、新旧織り交ぜた全18曲にわたる弾き語りライヴを堪能!
山崎まさよしのライヴをはじめて体験する観客も多い中、一曲目はギターではなく、アルバム・タイトルにもなっている「アトリエ」を鍵盤ではじめると、観客からは割れんばかりの拍手と「お帰り!!」「ありがとう!!」と声を掛けられる場面も。「東京で防府の災害を知った時に、当時住んでいた地区もすぐ近くで、自分が今できることは何なんだろうと。できるだけ早い復興を願います」とライヴへの意気込みを語った後、「防府天満宮に行ったら誰も気づかなくて、地元の中学生に話しかけてもこのオジサン誰だろ?って顔されて(笑)、流石に長いこと地元を離れたらオーラさえもなくなるんでしょうね」と会場を沸かせる場面も。
山口県の富海がモチーフの「最後の海」、「未完成」などを挟み、「ツバメ」、自身が主演した映画の主題歌「8月のクリスマス」をピアノで歌いあげると、ライヴもいよいよ後半戦。デビュー曲である「月明かりに照らされて」を筆頭に、SMAPがカバーした「セロリ」、「ヤサ男の夢〜昼休み」をつなげ、観客は総立ち! そして、しっとりと「全部、君だった。」で本編の最後を締めくくりました。
アンコールを受けると「ECOやチャリティーに対して、自分が出来ることを考えるのは本当に難しい。ライヴは形としては残らないが、少しでも来てくれたお客さんの心に残れば」と、最新アルバムの最後に収録されている「ア・リ・ガ・ト」を披露し、チャリティ・ライヴは幕を下ろしました。