ソウル・ドクター、
マイケル・シェンカー・グループ、
スティールハウス・レーン、
ドッケン、
テッド・ニュージェント、
B’zで活躍してきたメンバーが集結したロック・バンド、マザー・ロード(MOTHER ROAD)の2ndアルバム『II』が、5月26日(水)にリリースされます。
ソウル・ドクターのギタリスト、クリス・ラインとスティールハウス・レーンのシンガー、キース・スラックが結成、
フリー、
バッド・カンパニー路線を目指したバンドの最新作。ブルース・ベースの通好みハード・ロックを展開するサウンドで、70年代クラシックHRに加えて、オリジナリティと懐深い味を加味しています。
デビュー・アルバム『Drive』は2014年にリリース。各メディアから高評価だったアルバムは初期
ホワイトスネイクと後期
ディープ・パープルを彷彿とさせると評されました。
ドイツ人ギタリストであるクリスは
フェア・ウォーニングの
トミー・ハート(vo)が立ち上げたソウル・ドクターで活躍。一方、アメリカ人シンガーのキースはスティールハウス・レーンとマイケル・シェンカー・グループでそのエモーショナルな歌いっぷりを披露して、注目された実力派。この2人が中心となって2013年にバンドを結成、アメリカにある伝説的な道“Route 66”にちなんだ名前をバンド名としました。
ドラマーにはソウル・ドクターのザッキー・スーカスが、ベースにはドッケン、マイケル・シェンカー・グループ、B’zでの活躍で知られる
バリー・スパークスが参加しています。
『II』と題された約7年振りとなるニュー・アルバムは、確固たる方向性を見据えて制作されました。1stシングル「Sticks And Stones」は70年代クラシック・ロック然とした味わい。ハモンドをフィーチュアした「Without You」や
タワー・オブ・パワーとモータウン・フィールを感じさせてくれる「Cold Heart」は音楽の引き出しをさらに広げた印象の楽曲。
70年代ブリティッシュ・ブルース・ロックとアメリカンなフィールもカヴァーしたヴィンテージ・サウンドの見事なミックスが素晴らしいです。決して派手ではないですが、音楽の根幹を大切にした後世に伝えるべきサウンドが目一杯つまったアルバムは、聴いていて
バッドランズを思い浮かべさせてくれます。
彼等はバッド・カンパニー、フリー、
ハンブル・パイ、ホワイトスネイクへの愛と敬意を自らの音楽へ反映させています。創り上げたハード・ブルース・ロックはヴィンテージなサウンドを現代へと移行させ、伝統的なロックを今に伝えています。
■2021年5月26日(水)発売
マザー・ロード
『II』
CD BKMY-1107 2,273円 + 税