今年2月にニュー・アルバム
『サン=サーンス&ジョンゲン:ピアノ四重奏曲』をリリースした
ガブリエル・ピアノ四重奏団(Quatuor Gabriel)が、5月9日(土)洗足学園 前田ホールにて入場無料のコンサートを開催します。
ガブリエル・ピアノ四重奏団は、国際的に高い評価を得る数少ない常設のピアノ四重奏団。1988年、ピアニストの
金子陽子を中心に、パリ音楽院の学生によって結成されました。グループ名の“ガブリエル”は、彼らのもっとも尊敬する作曲家、
ガブリエル・フォーレを称えて付けられたもの。金子陽子は、今年3月の
ジョス・ファン・インマゼール(Jos van Immerseel)とのデュオ・コンサートも記憶に新しいところです。
数々の国際的なコンクールに入賞し、キャリアを着実に積み上げてきたガブリエル・ピアノ四重奏団は、フランスを中心にヨーロッパ各国の音楽祭に出演、1996年のデビュー・アルバム『ショーソン、ルクー:ピアノ四重奏曲』は、ルモンド音楽誌のショック賞、フランスアカデミーディスク大賞、音楽之友社のレコード芸術特選などに選出され、一気に注目を集めました。
フランス音楽、室内楽の伝統の後継者として、またジョンゲン、エネスコ、アーンなどの忘れられた名曲の発掘者として、これまでに古典から現代曲まで50曲あまりのピアノ四重奏曲を演奏会で取り上げています。
今回のコンサートの目玉は、香月修による委嘱作品「プレリュード・アリア・フィナーレ」の世界初演。フランス室内楽の伝統と革新を味わえるコンサート、入場無料なのでぜひ足を運んでみてください。
■コンサート情報
ガブリエル・ピアノ四重奏団
5月9日(土)16:30 川崎市・洗足学園 前田ホール
入場無料
[プログラム]
ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調op.16
香月 修:「プレリュード・アリア・フィナーレ」ーピアノ四重奏のためのー(世界初演/委嘱作品)
サン=サーンス:ピアノ四重奏曲 変ロ長調op.41
問:洗足学園音楽大学 演奏部 [Tel]044-856-2981(平日10:00〜17:00)
http://www.senzoku.ac.jp