2010年代のヒップホップ・シーンで活躍したMCとビート・メイカーのタッグがアルバム『Liquid Bound』を11月22日(水)にリリース。フィジカルはカセットにてキリキリヴィラから。
Eccyにとっては6年ぶりとなるMCをフィーチャーした曲であり、
Candleにとっては12年ぶりの単独の作品となります。
ヒップホップの誕生から50年の今年、様々な時代のビートとリリックが新たに聴き直されています。ビートは時代ごとに進化と変化を繰り返し、世界的なヒット・チューンからローカルなサウンドまで数えきれないほどのトラックが日々生み出されてきました。気がつけば日本語ラップも長い歴史が刻まれています。2000年代の中旬からそれぞれの活動を始めたEccyとCandleもその歴史の流れになにかを刻んできました。ヒップホップは自由である意味不定形だからこそ捉え方はそれぞれに違う、彼らが登場した2010年前後のシーンを通していまを見れば想像もしなかった景色もあるでしょう。しかし変わることのなかった部分にもある種の真実が宿っています。
Candleのラップは変わらずシリアスであり続け、Eccyのトラックは今もサイケデリックな揺らぎを湛えています。このアルバムの背景にある彼らにとってのヒップホップが聴き手にどう響くのか興味深いところです。