原作者
トーベ・ヤンソンの生誕100周年に合わせて、母国フィンランドで制作された『ムーミン』初の劇場用長編アニメーション、『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』が来年2月に公開されます。
――リビエラにバカンスにやって来たムーミン一家。すっかり現地のプレイボーイの虜になってしまったフローレンと、そんな彼女に焼きもちを焼くムーミン。また、貴族と友だちになり自らを“ムーミン伯爵”と呼ぶようになったムーミンパパに腹を立てたムーミンママは、親戚が暮らす静かで落ち着いた古いボートで過ごすことを決め、家族がバラバラになってしまうのだった――。
地中海沿岸に位置する魅惑的な地“リビエラ”へとやってきたムーミン一家の愉快な冒険を描いた『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』。過去、日本で描き直され放映されていたTVアニメの劇場版『劇場版ムーミン谷の彗星』(1992年)、パペット・アニメーション『劇場版ムーミン パペット・アニメーション 〜ムーミン谷の夏まつり〜』(2009年)などがある中、本作は全編手書きによる、初の劇場用長編アニメーション! ぜひご期待ください。
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『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』2015年2月、全国ロードショー
提供 / 配給: ファントム・フィルム[グザヴィエ・ピカルド監督からのコメント]本作を製作するにあたって意識したしたことは、トーベ・ヤンソンのオリジナル作品に敬意を払い、昔から『ムーミン』を愛する人々のためにも映画に原作を取り入れることでした。そして、どんな大人も持っているはずの子供心を刺激したかったのです。本作ではすべてどのシーンも手書きです。どのシーンを切り取っても、原作の雰囲気を決して崩さないように色味や音楽などにもとてもこだわりました。
私がこの作品を通じて強く思うことは、トーベ・ヤンソンの作品を今後も後世に残し続けることであり、「平和に暮らし、植物と夢を育て続ける」という彼女のモットーを持ち続けたいと思っています。(C)2014 Handle Productions Oy & Pictak Cie(C)Moomin Characters