Rina Sawayama 2019/11/22掲載(Last Update:20/03/31 10:39)
英ロンドン在住のポップ・シンガー、
Rina Sawayama が、
The 1975 、
ウルフ・アリス 、
ペール・ウェーヴス 、ザ・ジャパニーズ・ハウス、ノ―・ ロームなどが所属するUK音楽シーンの中心レーベル「Dirty Hit」より、最新シングル「STFU!」を11月22日(金)にリリース。あわせて、ミュージック・ビデオをYouTubeにて公開しています。
Sawayamaは日本生まれのシンガー・ソングライターで、5歳の時家族と共にイギリスに移住。学生時代から音楽を作り始め、大学卒業後にアーティストとして本格的に活動を開始しています。進学したケンブリッジ大学で、人種間の文化の違いと障壁を見つけ、それらの経験が現在のSawayamaの音楽性に多大な影響を与えています。2019年6月にドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演した際には、リアルなメッセージや生き様がSNS上で多くの反響を呼びました。また〈VOGUE JAPAN Women of the Year〉にも選出されるなど、今圧倒的な活躍をみせています。
「STFU!」は、“内在的な人種差別や、見過ごされている日常的な差別への怒り”がテーマで、日本人女性として欧米で過ごしてきた実体験が色濃く反映されています。
Sayawayamaは、「〈STFU!〉は、マイクロ・アグレッション(※悪意のない小さな差別的な言動や行動のこと)に対する怒りを解き放つことがテーマになっています。欧米で過ごしてきた日本人の女性として、あまりにも多くの偏見に晒されてきました。例えば、性的な偏見、Lucy LiuとかCho Changとの比較、アンオフィシャルな東京のPR大使になったこと(私は4歳で、この西洋が盲目的に夢中になっている街を飛び出したのに!)、闇雲にアジアの言葉で挨拶してくる人たち(ニーハオ!とかコンニチワ!とか)、切れ長の目を茶化してくる人たちにも。ここ数年、私はこういったマイクロ・アグレッションに対してコメディで対抗してきました。アジア系の友人たちと、あまりにも稚拙な差別体験を笑い合い、絆を深めてきました。ユーモアを通して、私たちは傷を癒し、前へ進むことができるのです。これこそが〈STFU!〉が象徴するものです。沢山の人がまるで“褒め言葉”かのように私に言ってきた笑ってしまうような偏見と(特に最初のデートみたいなシチュエーションで)、小さな差別意識を、曲の中で凝縮していくことは、まさにセラピーのような体験でした」とコメントしています。
VIDEO
■2019年11月22日(金)配信開始Rina Sawayama 「STFU! 」