サマーソニック〈AREA DIP 2022 in MIDNIGHT SONIC〉への出演も決まっている、フランス生まれで日本を拠点に活動している気鋭のプロデューサー、Vantage（バンテージ）が、8月12日にEP『Sweet Spot / スイート・スポット』をリリースしています。

　Vantageは、80年代のファンクやディスコ、00年代のダンスからインスピレーションを得たエレクトロニック・ミュージックのサブジャンル“フューチャー・ファンク”の代表格。TikTokでバイラルヒットし、6,000万回超のストリーミングで世界的なヒットへと繋がったシングル「50/50」をはじめ、フィルタード・ディスコ・サウンドをベースにアナログシンセとさまざまな楽器で特徴的な音色を作り出した「I Found You」や、エネルギッシュなファンク・スタイルとトッド・エドワーズの巧みなヴォーカルを融合させた「Think I'm In Love」をシーンに放つほか、デュア・リパの「Fever（Vantage Remix）」や山下智久の「Face To Face（Vantage Remix）」といったリミックスを手掛け、世界規模でオーディエンスを獲得しています。

　『Sweet Spot / スイート・スポット』には、これまでにリリースされたシングル「50/50」「I Found You」「Sweet Spot」に「Think I'm In Love」を加えた4曲を収録。フレンチタッチなサウンド、ヴェイパーウェイヴ、ハウスをブレンドしたどこか懐かしい雰囲気を感じさせながら、現代的なサウンドへと昇華した音を提供しています。

　Vantageは、「このEPは、私にとってとても大切な曲を集めたものです。それぞれの曲に多くの時間を費やし、この作品全体が“Vantage”のサウンド・カラーを感じられる内容になっています」「タイトル曲でもある〈Sweet Spot〉は90年代後半のフレンチハウスのシーンにインスパイアされたもので、あの頃の感覚を再現できないかと考えました。サンプリングされた音楽のフィーリングをサンプル無しで再現することが可能なのかに挑戦してみたかったのです。当時、私はprophet 5 rev.2という本格的なシンセサイザーを手に入れたばかりで、それを学びながら実験しているうちにサンプリングされる部分を自ら制作することができました」と語っています。