プレイボーイ、ドン・ジョヴァンニの華麗なる恋の遍歴と衝撃的な最期が描かれる
モーツァルトの傑作『ドン・ジョヴァンニ』が、2026年3月5日(木)から3月12日(木)まで、東京・新国立劇場オペラパレスで上演されます。指揮は
飯森範親。ドン・ジョヴァンニ役は声に強さと柔軟さをあわせ持つヴィート・プリアンテ(バリトン)、ドンナ・アンナ役はスター・ソプラノの
イリーナ・ルング。チケットは2026年1月10日(土)に発売されます。
『ドン・ジョヴァンニ』はモーツァルトの代表作のひとつとしても知られる人気オペラ。娘を誘惑してその父親を殺し、石像として現れた父親の幽霊に地獄へ連れていかれる伝説の色事師“ドン・ファン伝説”をもとにした、劇的で疾走感に満ち、喜劇と悲劇を絶妙なバランスで味わえる名作です。デモーニッシュな魅力あふれる主人公と憎めない性格の従者レポレッロ、対する女性たちの数々の美しいアリアで綴られていき、石像との息詰まる対決を経て、地獄に落ちるクライマックスは圧巻の一言。グリシャ・アサガロフの演出は、主人公を18世紀に実在した色男カサノヴァになぞらえ、舞台をヴェネツィアに。美しく優雅で、古典的ながらモダンなセンスの光る舞台美術や衣裳も見どころのひとつです。