JiLL-Decoy associationが、8月4日(金)にオリジナル・アルバム『ジルデコ10〜double〜』をリリース。あわせて、ヴォーカルchihiRoによる全曲のセルフ・ライナーノーツを公開しています。
“バンド”という枠を超え、新たなプロジェクト・チームとして再生したジルデコが、目まぐるしく変わっていくこの時代をどう生き合うか考えながら2年半もの月日をかけて完成させたアルバム『ジルデコ10〜double〜』は、バンド結成から21年、ライヴバンドとして培った生演奏の息遣いもこれまでのスタイルに捉われない自由な音作りも手に入れ、この時代を共に生きる全ての人にメッセージを届ける強力な作品に仕上がっています。
また、アルバムのリリース日である8月4日(金)は、ジルデコの地元・横浜のBillboard LIVE YOKOHAMAにてリリース記念公演を開催。9月には名古屋、大阪公演、10月には熊本、福岡、下関公演も決定しています。詳細はオフィシャル・サイトをご確認ください。
[全曲セルフライナーノーツ]1. ダブルコロナ禍に入って、ジルデコも自動的に活動休止と言う形になり、再始動に向けて最初に作った曲。
並行世界を想像した時に、今まで見えなかった優しさや、自分の生きる道が自ずと見えてきた。2. Gloriole実は10年以上前から書いていたフラメンコをモチーフにした曲で、平和をテーマに書きたいと思っていたが、皮肉なことにこの世界情勢でやっと形になった。3. Find a silver liningEvery Clouds has a silver lining(全ての雨雲には銀の裏地がついている=苦しみの裏に必ず希望が待っている)と言うことわざから生まれた1曲。
今は正解よりも希望を探したい。※ドトールコーヒーとのコラボ曲4. 愛しのバタフライもっと素敵な自分に変わりたいと思うことは素敵だけど、結局そのままのあなたが一番素敵。
誰かのために変わるのではなく、自分自身と相思相愛になれたら、友人からのお節介なアドバイスに傷つくこともなくなるのに。5. Signs Of Spring春の気配。春の予感。
なんだかずっと冬のようだったこの3年を経て静かに解き放たれる優しい曲。6. Head up!みんな大変だったこの3年だったけど、個人的には子供たちの青春への制限に心を痛めていました。
諦めることに一度は慣れてしまった子供たちの「自由」を取り戻す曲。7. 虹むそらスマホを眺める時間が増えましたが、SNSの投稿には「誰かと気持ちを共有したい」「I Love You」に置き換えられるものが沢山あるのだと気がつきました。
「落ち着いたら会おう」じゃなくて今、会いに行こう。8. インヴィジブル漠然と、目に見えない何かに不安な気持ちにさせられたり、自分一人ではどうにも出来ない複雑なことと向き合わなきゃいけない時に人の体温とか、気持ちの肌触りとか、そう言うものを確かめて抱き合おうよと言う曲。9. ムーンガイドきっちり準備しすぎたり、追い込んでも報われない時もあって、そんな時は宇宙から自分を見てみたりします。
どうにもならない時はどうにもならない。