米・ミシガン州を拠点とするサウンド・アーティスト、ザ・グリーンキングダム（The Green Kingdom）が、Tomotsugu Nakamuraが始めた東京の新興アンビエント・アート・レーベル「TEINEI」より新作アルバム『Environs』を国内流通盤LPとデジタル配信で3月7日（金）にリリースします。

　ザ・グリーンキングダムは、サウンドアーティスト兼グラフィックデザイナーのMichael Cottoneによるソロ・プロジェクト。これまでに、「Lost Tribe Sound」、「Past Inside The Present」、「Nomadic Kids Republic」をはじめとする数々のレーベルから作品を発表してきました。

　『Environs』は、日本のアンビエント音楽や環境音楽からの影響、また科学博物館の思い出にも触発されて制作。各楽曲名は、それらに関連する実在の場所や架空の場所のいくつかを暗示しており、電子音と懐かしい音像のレイヤーがリスナーにノスタルジックな感情を呼び起こします。

　常にメロディを重視しながらも、さまざまな電子音源、サンプリングされたテクスチャ、フィールドレコーディングを駆使し、サウンドスケープと構造の境界を曖昧にする独自の作風で知られる彼にとって、本作はその集大成といえる作品となります。

　また、ジャケット・デザインは日本の銅版画家・Miwa USUIが担当。本物の刷りおろし版画をスリーブにあしらった限定20部のレコードもあわせて3月7日（金）に発売されます。