羊文学の5thフル・アルバム『
D o n’ t L a u g h I t O f f』が、待望のアナログ盤として5月20日(水)にリリースされます。
本作は、彼女たちが持ち味とするオルタナティブ・ロックの質感と、幅広いリスナーに届くJ-POPとしての側面が、バランスよく収められた作品です。
幕開けを飾る「そのとき」では、静謐なピアノと
塩塚モエカの言葉が、聴き手を一気に彼女たちの世界観へと引き込みます。荒々しいギターサウンドが牙をむく「doll」や、穏やかな祈りのような「声」(フジテレビ系月9ドラマ『119エマージェンシーコール』主題歌)、焦燥感を鳴らす「Burning」(TVアニメ『
【推しの子】』第2期ED主題歌)など収録楽曲の表情は多彩です。それらを繋ぐのは、強固なリズム隊とギターのなかで自在に色を変える塩塚のヴォーカル。時に鋭く、時に柔らかなその歌声は、バンドが放つ音の塊と溶け合いながら、聴き手の内面へと深く入り込んできます。
アナログ盤というフォーマットは、こうした静寂と轟音のダイナミズムをより丁寧に伝えてくれます。物理的な溝に刻まれた音の粒立ちは、デジタル配信では気づきにくい細かなニュアンスを浮き彫りにし、アルバム全体を貫く「ありのままを肯定する」というメッセージを、より身近なものとして感じさせるでしょう。
これまでにリリースされたアナログ盤はいずれも完売しており、本作もまた、バンドの現在地を鮮烈に示す一枚として、多くのファンに求められることになりそうです。