2015年に松本清張賞と小学館文庫小説賞をW受賞してデビューし、吹奏楽小説『風に恋う』やTVドラマ原作『転職の魔王様』シリーズが話題となった額賀澪が手がける長編小説『沖晴くんの涙を殺して』(双葉文庫刊)が映画化、映画『沖晴くんの涙を殺して』として10月2日(金)より全国公開。ポスター・ヴィジュアルと特報が公開されています。
主演は、2018年公開『
巫女っちゃけん。 』以来8年ぶりの映画単独主演となる
広瀬アリス 。余命1年を宣告され故郷の瀬戸内海の島に戻ってきた音楽教師・踊場京香を演じます。広瀬は2025年に、日本テレビ系列『こんな私が神説教』で教師役として主演し話題となりました。また、
藤原竜也 と共演する『
全領域異常解決室 』映画版が2027年春に2作連続で公開することが決定。CMや企業アンバサダーとしても多数起用され、ドラマ・映画のみならずバラエティや情報番組でも活躍して人気を博しています。
このたび公開された特報は、余命宣告をされた踊場京香と死神に“喜び”以外の感情を奪われた不思議な高校生・志津川沖晴が出会い、死を抱える者同士が交流していくことで、命に対する向き合い方に新しい感情が芽生えていき――出会った後の2人の関係性が気になる内容になっています。ポスター・ヴィジュアルは、京香と沖晴の出会いの場所・瀬戸内海の海を背景に、京香は人生を振り返りながら沖晴に「生きていけ」と願いを込めるような表情をしています。また沖晴は、京香の好きな“ひまわり”を握りしめ、生きるに向き合っていく決意の目をしているのが印象的です。
また、出演者も発表となりました。笑顔を絶やさない不思議な高校生・志津川沖晴役には、Netflixシリーズ『First Love 初恋』(2022年)で
佐藤健 演じる主人公・晴道の青年期役で一躍脚光を浴び、映画『モブ子の恋』(2026年)やドラマ『ドラフトキング-BORDER LINE-』(wowow)、『一次元の挿し木』(YTV・NTV)に出演している
木戸大聖 。踊場京香の元フィアンセで余命宣告後に別れを告げられる赤坂冬馬役に、NHK連続テレビ小説『
梅ちゃん先生 』(2012年)で注目を集め、映画『
11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち 』(2013年)で数々の賞に輝き、映画『
キングダム 』シリーズなど多くの話題作に出演している
満島真之介 。そのほか、赤坂冬馬の妻役に
北乃きい 、京香の恩師役に
戸田菜穂 、京香の祖母役に
根岸季衣 など豪華出演者が京香と沖晴の日常を取り巻きます。木戸は出演にあたり、「“喜び”という感情しか持ち合わせていない“沖晴”を演じることは、とても挑戦的なことでした。人は誰かと関わることで、さまざまな感情が生まれます。そして、その積み重ねこそが“生きる”ことなのだと、僕自身も改めて考えさせれられる日々でした」とコメントしています。
主題歌には、グローバルに活躍する5人組グループ・
TOMORROW X TOGETHER の新曲「Silence」であることが発表。本作のために書き下ろされた楽曲にも注目です。また劇中曲には、
谷川俊太郎 の詩「生きる」が起用され、
尾崎世界観 (
クリープハイプ )が詩に楽曲提供、DNA GAINZが編曲を担当しています。
さらに、全国公開を前に、9月18日(金)より本作が広島先行公開することが決定。6月23日~7月22日(水)まで、広島県で大規模ロケを敢行。ポスター・ヴィジュアルにも描かれている瀬戸内海は、京香と沖晴の出会いの場所となっています。
本作で監督を務めるのは、人間の感情の揺らぎや孤独、性や生と死の関わりを、絵画を思わせる詩的な映像と緻密な音響設計で繊細に描き、数々のヒット作を生み出している
矢崎仁司 。1980年、日本大学芸術学部映画学科在学中に発表した『
風たちの午後 』で監督デビュー。ヨコハマ映画祭自主製作映画賞を受賞し、海外映画祭でも注目されました。1992年に発表した『
三月のライオン 』ではベルリン国際映画祭フォーラム部門に招待され、ベルギー王室主催「ルイス・ブニュエル『黄金時代』賞」を受賞するなど国際的な注目を集めます。文化庁芸術家海外研修員としてロンドンに留学中、ロンドン、パリ、東京を舞台に『花を摘む少女 虫を殺す少女』(2000年)を制作。『
ストロベリーショートケイクス 』(2006年・魚喃キリコ原作)、『スイートリトルライズ』(2010年・
江國香織 原作)、『
太陽の坐る場所 』(2014年・
辻村深月 原作)、『
無伴奏 』(2016年・
小池真理子 原作)、『
さくら 』(2020年・
西加奈子 原作)、『早乙女カナコの場合は』(2025年・
柚木麻子 原作)など、人気小説やコミックの実写化、豪華キャストを迎えた商業映画においてもその卓越した作家性を発揮し、映画の可能性に挑み続ける作風が国内外で高い評価を受けている監督です。
[コメント] 今回、“喜び”という感情しか持ち合わせていない“沖晴”を演じることは、とても挑戦的なことでした。余命一年と宣告された京香とネガティブな感情を失った沖晴が出会い、時間を共にすることで、2人がひとつひとつの感情と向き合い、“生きる”とはどういうことなのか、それを大切に描いたそんな映画になっています。 人は誰かと関わることで、さまざまな感情が生まれます。そして、その積み重ねこそが“生きる”ことなのだと、僕自身も改めて考えさせれられる日々でした。この映画を観た皆さんがたくさんの感情に触れ、その大切さを感じてもらえたら嬉しいです。 ――木戸大聖(志津川沖晴役) 痛くて切ないのに、なぜこんなにも空は清々しく青いのか。 撮影期間中、「いのち」について、「こころ」について、考え続けていました。 海を見つめ、沖晴、京香の背中を見つめながら、さまざまな感情と向き合う日々。 それは、映画の撮影という枠を超えて、冬馬と共に人生の尊さを感じる、かけがえのない時間でした。 今、生きているということに感謝を込めて、自分には何ができるのか。どう生きていくのか。 その問いを、冬馬と共に見つめ続けた時間だったように思います。 この作品を通して、ひとつひとつの命に、それぞれの花が咲く未来を。 心から、そう願っています。 ――満島真之介(赤坂冬馬役) お話を聞いて、京香が沖晴と出会いそれぞれがお互いの人生に触れること通して、二人の心情の変化を繊細に、そして丁寧に表現している物語だと思いました。私の役は直接的に生と死に関わるシーンがあり、考えさせられることがたくさんありました。 観ていただく方々には命の尊さ、そして、人との出会いの大切さを改めて感じていただけたらと思います。 ――北乃きい(赤坂陽菜役) 矢崎監督から、悲しい顔をしないで下さいと何度も言われました。 死に向かう人を前に笑顔でいることに苦しい思いもありましたが、完成した作品を観て死への概念が変わりました。 『生きる』という詩が昔から好きです。 死を想い、今生きているこの生を抱き締めてしっかり生きていきなさいと、この映画に教えてもらった気がします。 暑い夏でした。 広瀬さんも木戸さんも全ての出演者の皆さん、スタッフの皆さん、地元のエキストラとして出てくださった皆さん、首に氷を当てながらも心を一つにして撮影しました。 本当に皆さんの魂と愛のこもった作品です。 ――戸田菜穂(瀬戸内先生役) 街からかなり離れた島で丘の中腹から海を見下ろす大きくて可愛い(矛盾?)カフェの主人を演らせて頂きました。 登場人物みんなそれぞれの哀しみを抱えてはいるけれど、景色もウッディな内装も夢の中のようで、そんな素敵な環境が自然と役を膨らませてくれました。 ご覧くださる方にも爽やかな風が心地よく届きますように。 ――根岸季衣(踊場星子役) VIDEO
©2026額賀澪/双葉社「沖晴くんの涙を殺して」製作委員会