7月7日から全国ロードショーの
宮沢賢治の童話を元にしたアニメーション映画『グスコーブドリの伝記』の公開に先駆けて、親子を招待した特別試写会が6月23日(土)にユナイテッド・シネマ豊洲で行なわれ、音楽を手がけた日本を代表するバンドネオン奏者、
小松亮太が生演奏を披露しました。
映画の原作は、宮沢賢治の名作。冷害による飢饉で両親と生き別れた少年グスコーブドリが故郷イーハトーブの森を自然災害から守るために必死に働き、また学び、成長していく姿が描かれています。
じつは小松亮太が本格的に映画音楽を手懸けるのは初めてのこと。小松は、登場人物が擬人化されたネコであること、グスコーブドリの故郷が架空のイーハトーブであることを考慮して、無国籍風な音楽にしたそうで、そのなかでパンフルートやリコーダーなどの管楽器の温かな音色が美しい棚田や里山の風景を彩り、孤高の音色を奏でるバンドネオンが揺れ動くグスコーブドリの心情を繊細に表現しています。
イベント当日は試写に先立ち、小松亮太が生演奏を披露。アルゼンチン出身のギタリスト、レオナルド・ブラーボとの共演で、映画のサントラから「メインテーマ」と
小田和正の主題歌「生まれ来る子供たちのために」のインスト・ヴァージョンをパフォーマンスした。バンドネオンは、アルゼンチン・タンゴの楽器。会場に詰めかけたほとんどの子供は、見るのも聴くのも初めてのはず。バンドネオンという楽器の説明にも演奏にも興味深そうに耳を傾け、その真剣な眼差しがとても印象的でした。
また、試写会後には映画館が入っているショップングモール、ららぽーと豊洲内の特設ステージでもパフォーマンス。彼の代表作である『風の詩』(『THE 世界遺産』のオープニング・テーマ曲)とアストル・ピアソラの名曲「リベルタンゴ」を加えた4曲を演奏。ここでも最前列に並んだ子供たちが真剣に聴き入る姿が見られました。
そんな小松亮太は、7月4日に98年のデビュー以来手がけてきた数多くのTV・アニメ・映画などへのタイアップ楽曲を網羅したポピュラー・ベスト
『TV・映画・アニメ グレイテスト・ヒッツ』をリリース。この映画をきっかけに小松亮太、バンドネオンの楽しさに触れた人には入門に最適な作品といえるでしょう。ぜひこちらもチェックを!