来月に開催されるイベント〈Hostess Club Weekender〉でひさびさの来日が決定している、ロサンゼルスのシルヴァー・レイク地区を拠点に活動する生粋のUSインディ・バンド、ローカル・ネイティヴス（Local Natives）のニュー・アルバム『ハミングバード（Hummingbird）』が来年1月にリリースされることが決定。

　ローカル・ネイティヴスは、2009年、SXSWでのパフォーマンスで音楽業界の注目を一気に集め、翌年、レコーディングから凝りに凝ったジャケットまでDIY精神そのままに作り上げたアルバム『ゴリラ・マナー』でデビュー。NMEやピッチフォークなど主要メディアから大絶賛を受けて話題となり、ここ日本でも同年のフジロックで初来日公演を行うと、新人とは思えない高い演奏力と完璧に構成されたメロディー＆ヴォーカル・ハーモニーで数多くの観客を魅了し、その名を広めてきました。

　そんな彼らの新作はプロデューサーにザ・ナショナルのアーロン・デスナーを迎え、NYのブルックリンにある彼のスタジオで共同生活を送りながらレコーディング。

　また、前作から今作の間に、ベースのアンディの脱退やヴォーカルのケルシーの母親の死など、さまざまな経験を乗り越えて大きく成長した彼ら。ケルシーが「これらの別れはアルバムを作っていく中で僕の手助けになってくれた。実際アルバムには、これらについての曲もいくつかあるしね。僕らはこの2年間でとても成長したと思う。」と語るように、その経験はこの作品に反映され、サウンドやメロディには深みが増し、壮大な素晴らしい楽曲が揃った作品となっています。

　現在ニュー・アルバムから、シングル「Breakers」の音源が公開中！ 彼らの新たな幕開けが感じられる、素晴らしい作品となっています。


　そして、11月の〈Hostess Club Weekender〉を皮切りに、ヨーロッパ・欧米ツアーを行なうことも発表された彼ら。11月の来日公演では、全世界でいち早く新曲が聴けるチャンスです！

写真（c）Bryan Sheffield