ポストパンク期の英国レゲエ / ダブを牽引し、現在に連なる独自進化を促した名門「On-U Sound」総帥、
Adrian Sherwood。「Tectonic Recordings」を率いて黎明期のダブステップを支え、近年では新レーベル「Cold Recordings」を主宰して新たなビート・ミュージックの原野を切り拓いているブリストルの俊才・
PinchことRob Ellis。昨年の〈SonarSound Tokyo 2013〉でのパフォーマンスや、続いてリリースされた合作EP
『The Music Killer』で好相性を示した両者のコラボレーションが、“
Sherwood & Pinch”名義での初フル・アルバム『Late Night Endless』として結実。ボーナス・トラックを追加収録した
国内盤(BRC-452 2,200円 + 税)が2015年1月14日(水)に発売となります。
現在On-U SoundのオフィシャルSoundCloud(
soundcloud.com/on-u-sound-records)では、アルバム収録曲「Africa 138」の音源を公開中。『The Music Killer』で聴くことができる以上に“Sherwood & Pinch”としての個性が確立された仕上がりとなっており、PEVERELIST(SKULL DISCO / Punch Drunk Records)率いる「LIVITY SOUND」やT++(MONOLAKE)を思わせるパーカッシヴなビートが印象的。Adrian Sherwoodのダブミックスが、1990年代初頭を思わせるスタイルを見せている点にも注目です。
アルバムのマスタリングは、
Peter Rehberg主宰「Editions Mego」、
Stephen O'Malley(
SUNN O))))主宰「Ideologic Organ」、
Bernd Friedmann主宰「Nonplace」や、「Pan」「Perlon」「Raster-Noton」といった名門レーベルの諸作を一手に引き受ける独ベルリン「Dubplates & Mastering」スタジオ名匠・Rashad Becker。彼の手がけるサウンドも、ネクストレベルのSherwood & Pinch生成に重要な役割を果たしています。