1970〜80年代インダストリアル・ミュージックの意匠、メソッドを継承しながらも、90年代以降のエレクトロニック・ミュージックをはじめとする様々なエッセンスをオリジナリティに溶かし込んだストイックな作風で知られるNAGとMTRによるデュオ、CARRE(ケアル)。近年ではENDON・那倉氏主宰気鋭レーベル「G.G.R.R.」の異色コンピレーション『Tokyodionysos』への参加や、ZENOCIDE音源をモデュレート / エディットした作品『Veronica Puts On Silk』が話題となっている彼らが、待望のニュー・アルバム『Grey Scale』(MGMD-003 2,000円 + 税)をリリース。6月3日(水)の発売が決定しています。
ZENOCIDE・3rd.Yとのコラボレート作『3a Suicidio』、中原昌也 aka HAIR STYLISTICSと組んだ“HAIR CARE”名義での『Slave To The Nihil-Rhythm』などを経て、フィールドを超越して絶賛を浴びた前作『Grig And Cold Mouse』以来約5年ぶりにリリースされるオリジナル・アルバム『Grey Scale』。本作は、4月に東京・恵比寿 KATAにて開催された画家・近藤さくらとの展示のために制作されたもの。近藤さくらの描画と密接にリンクしたサウンドメイキングに仕上がっており、これまでのCARRE作品とは一味異なる質感のフレッシュな内容となっています。