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ロビー・ロバートソン、2本の映画に着想を得た新作『シネマティック』を発表

ロビー・ロバートソン   2019/07/26 12:49掲載
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ロビー・ロバートソン、2本の映画に着想を得た新作『シネマティック』を発表
 ザ・バンドの元メンバーで、半世紀以上にわたり一線で活躍してきたロビー・ロバートソン(Robbie Robertson)が、2011年の『ハウ・トゥ・ビカム・クレアヴォヤント』以来となる通算6枚目のソロ・アルバム『シネマティック』(CD UICY-15839 2,500円 + 税)を9月20日(金)に発表します。秋にNetflixにて配信されるマーティン・スコセッシ監督のギャング映画「アイリッシュマン」の音楽を担当したことと、2016年に発表した自叙伝「Testimony」(日本でも2018年に「ロビー・ロバートソン自伝 / ザ・バンドの青春」のタイトルで発売)に基づいて製作され〈トロント国際映画祭〉のオープニング上映作品として9月5日(木)にプレミア上映されるドキュメンタリー映画「Once Were Brothers: Robbie Robertson And The Band」をきっかけに制作したアルバムです。

 アルバムのオープニング・ナンバーで、ロバートソンとともにヴァン・モリソンが歌を聞かせる「アイ・ヒア・ユー・ペイント・ハウス」が公開中。映画「アイリッシュマン」とその原作「I Heard You Paint Houses」(チャールズ・ブラント=著)に着想を得た楽曲で、“ペイント・ハウス(家を塗る)”とはギャングの世界で、壁を血の海で真っ赤にする、つまり殺し屋を雇うことを意味し、“ちょっとひと走りしてみようじゃないか?町のダークサイドへ”と、のどかな雰囲気のなかで歌われます。

 アルバムには、ヴァン・モリソンのほか、グレン・ハンザード、シティズン・コープ、J.S.オンダラ、ハウィー・Bらがゲストとして参加。バンドのメンバーとして、べースにピノ・パラディーノ(ジョン・メイヤー・トリオ、ザ・フー)、ドラムにクリス・デイヴディアンジェロアデル)、キーボードにマーティン・プラドラーを迎えています。

 ロバートソンは「『アイリッシュマン』の音楽を作りながら、ドキュメンタリーも同時進行していたので、隣り合う一方が他方に滲み出て、いろんなことが混じり合うようになったんだ。そこに道が見えてきた。曲のアイディアが渦巻き、古い記憶、暴力、美しいもの……そういったものを歌にしたいというアイディアが、映画のように思い浮かんでは、ひとつになっていった。そして音のあとを追ううち、自然と形ができ始めた。“(サム・)ペキンパー・ロック”と自分で呼んでたこともあったよ」とコメントしています。



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