2018年よりオリジナル・メンバーで再結成した
m-floが、11月6日リリースの9thアルバム『
KYO』を携えたライヴ公演〈m-flo 20th Anniversary Live “KYO”〉を11月22日、23日の2日間にわたって開催しました。
LISA、
VERBAL、
☆Taku Takahashiのオリジナル・メンバー3人によるワンマン・ライヴは、2001年の〈EXPO EXPO〉ツアー以来実に19年ぶり。もはや伝説となった“lovesアーティストたち”の出演に加え、ALI&(80KIDZ)ほか注目の若手アーティストをサポート・メンバーに迎えるなど、メンバー自身がこだわり完成された演出によって各曲が表現され、待ち望んだファンの琴線に触れるライヴに。2日で約5,000人の観客を動員した本公演は、大盛況のうちに閉幕しました。
[ライヴ・レポート] 唯一無二の声を持つメンバーが脱退。その後2人で活動は続くが、ひとりが交通事故に遭う──。しかし、この大事故が3人の距離を再び縮めるきっかけとなり、あの“声”がユニットに戻ってくる。2019年、決してシンプルではない活動だったがついに20周年を迎えたのがm-flo。
紅一点のボーカル・LISAが復帰したのが2017年12月。改めて3人組となったm-floが約5年ぶりとなるニュー・アルバム『KYO』を引っ提げて、ワンマン・ライヴ〈m-flo 20th Anniversary Live “KYO”〉をZepp Tokyoで行った。
11月22日(金)、23日(土)のチケットは即日完売。思春期にm-floを聴いてきた世代や、社会人なってm-floを聴いて今やしっかりとした大人になった世代など、多層なファンが20周年のお祭りに集まった。
1曲目はニューアルバムの収録曲「E.T.」、2曲目は2001年リリースの「prism」、そして「MARS DRIVE」「juXtapoz」「been so long」へと、最新曲と2000年代の代表曲を織り交ぜながら観客のテンションを上げていった序盤。かつての曲はしっかりと2019年アレンジがなされ、このライヴはそんな新旧ミックスで見せてくれるのかと思わせた矢先、空気に別次元の華やかさをもたらすlovesアーティストが登場する。
Emyli、YOSHIKA、日之内エミ。LISAが脱退した後に、m-floの楽曲に“loves”という言葉を冠して参加したフィーチャリング・アーティストが「love comes and goes」を歌いあげる。
さらには、MCでVERBALが「lovesのきっかけとなった人です!」とCrystal Kayを呼び込んで「REEEWIND!」と「Love Don't Cry」を披露。☆Taku TakahashiがプロデュースしたCrystal Kayの楽曲「Boyfriend -partII-」も歌うまさかのサプライズも。
Minami(CREAM)が登場し、あの時を思い出させる伸びやかでかつソウルフルな歌声を聴くことができ、日之内エミはキュートさとパワフルさを併せ持って「Summer Time Love」を歌う。観客全てが待ち望んでいたアーティストが登場していく。かと思えば、今年8月にリリースした「Toxic Sweet」でフィーチャリングした若きラッパー・JP THE WAVYが登場。1993年生まれの知る人ぞ知る超新星といきなり楽曲をリリースしちゃう、そしてステージに引っぱり込んでしまうm-floのloves力は今も健在だった。
後半にさしかかり、VERBALによって名前を呼ばれ、☆Takuによって「Lotta Love」のあのイントロがドロップされた瞬間、観客は「MINMIだ!」とギヤを上げた。
アンコールでは、2009年1月をもって歌手活動の引退を表明していたmelody.がこの20周年を祝って特別出演。「miss you」を歌唱すると観客の高揚感が別レベルに。YOSHIKAも再登場し、ピアノのイントロが流れればそれは「let go」しかない。YOSHIKAの歌声とVERBALのラップの融合した珠玉のバラードをまた聴けることできるとは……。どれもがアンセム。
ライヴ本編の最後は、“やらないはずはない”とファンが確信を抱きながら待っていた超アンセム「come again」。LISAが歌うサビの “帰りたくないから止めないで”は、ここに来たすべての人の想いであり、その想いが口からこぼれて合唱となっていた。
活動20周年目にリリースしたアルバムのタイトルは『KYO』で、それは“今日”である。今回のライブで、『KYO』に収録された曲と、ずっとずっと前に作られた曲が違和感なく繋がったのを感じた。“昔の”や“新しい”とった形容が全て“今日”になった。
これまでm-floはアルバムのテーマやモチーフに必ず「マルチバース(多層次元)」を入れてきている。そんなm-floだからこそ、かつての曲をこのライヴで時空をゆがめて聴かせてくれたんじゃないかと、20周年だから大げさに言ってみる。