渡邊琢磨 2021/04/19掲載(Last Update:21/04/20 17:00)
門脇麦、
水原希子らが出演する映画『あのこは貴族』など、話題作のサウンドトラックを数多く手がける音楽家、
渡邊琢磨が、イギリスの新進レーベル「Constructive」からニュー・アルバム『ラストアフターヌーン』を5月7日(金)に発表します。タイトル曲「Last Afternoon」のオフィシャル・ビデオが公開中。
渡邊が近年力を入れてきた弦楽とエレクトロニクスによるアンサンブル作品をまとめたこのアルバムには、
須原杏、
波多野敦子(vn)、
徳澤青弦(vc)、
千葉広樹、
鈴木正人(b)らが参加。
スティーヴ・ライヒや
ジョン・ケージらとの仕事で知られる米国現代音楽の声楽家、
ジョアン・ラ・バーバラと、
ビョーク、
デヴィッド・シルヴィアンとのコラボレーターとしても知られる音楽家 / ソフト開発者、アキラ・ラブレーもゲスト参加しています。マスタリングは、
ジム・オルークが担当。
近年、渡邊琢磨は映像、映画音楽の仕事を基調に実験と試行錯誤を断続的に行い、その際に得たイメージと音の相互作用を自身の作品に還元することで、作曲書法や表現形態を推し進めてきました。15年に国内の弦楽奏者に声がけして結成された「変則的な弦楽四重奏団」と共に、スコアの演奏とコンピュータープログラミングが不可分に併存し、演奏行為とプログラミング、プロセッサーが相互に干渉、影響しあう作品を多数制作してきました。