英ヨークシャー生まれ、現在はロンドンを拠点に活動するマルチ奏者 / プロデューサー / ヴォーカリストのエマ・ジーン・サックレイ(Emma-Jean Thackray)が、みずから主宰するレーベル「Movementt」からデビュー・アルバム『Yellow』を7月2日(金)に発表します。収録曲「Say Something」が、アヴェスタ・ケシュトマンドが監督を務めるミュージック・ビデオとあわせて公開中です。
5月に発売される
スクイッドのアルバムへの参加や、ブルーノートの名曲カヴァー・コンピ『Blue Note Re:imagined』に
ジョルジャ・スミス、
エズラ・コレクティヴ、
ヌバイア・ガルシアらと名を連ねるなど、すでにロンドン・ジャズ・シーンで注目されるサックレイのデビュー作には、長年率いるバンド、ドゥーガル・テイラー(ds)、ライル・バートン(p)、ベン・ケリー(tub)によるセッションの音源が使用されています。それ以外の大半の作業は、彼女の自宅兼スタジオで行なわれており、サックレイがヴォーカルと楽器のテイクを編集し、繋ぎ合わせ、多重録音することで、最終的にスタジオで収録したものとはまるで似つかない作品に仕上がりました。
たとえば収録曲の「About That」では、技巧的なホーンとローズピアノによるフレーズが、まるで即興のジャムセッションのような印象を受けますが、サンプリングに使用したドラム演奏を除くあらゆる楽器をサックレイが演奏し、全体をまとめ上げています。そのような制作についてサックレイは「バンドのメンバーの意見は要らない。“今回もありがとう、じゃあ音源はもらっていくから”っていう感じで。それから何ヵ月も顔を合わさなくなる。でも、ちゃんと愛情と信頼がそこにあるの」と語っています。