1979年から活動するイタリアのノイズ界の重鎮
マウリツィオ・ビアンキ(Maurizio Bianchi)が、最新録音『ULTIMUM』のボックスセットをMeditation recordsより5月7日(金)に10個限定でリリース。このボックスセットには、CDR、DVDR(24ビット Wav File)、バッチ、直筆サインカードが入っています。
ビアンキはSacher-Pelz名義で、レコードとターンテーブルを使って、情熱と若い衝動により活動を開始しました。その後、M.B.名義で、シンセサイザー、リズムボックス、その他の複雑な装置を使って活動を開始しました。デジタルツールを使うまで、作品は洗練されていましたが非人格化されていました。しかし、自然さと信憑性は、色々な作品を作って、さらに興奮を受けながら変わらないままです。
また、辻一郎のソロ・ユニット“
Dissecting Table”が、『Debugging』を同じく5月7日にリリース。
辻一郎は1966年生まれ。東京で1986年から“Dissecting Table”という名義でノイズ・インダストリアル・ミュージックの制作を開始して、1998年に故郷の広島に戻り音楽活動を展開。主に自主レーベル「UPD organization」とヨーロッパとアメリカのレーベルよりレコードやCD作品を発表してきました。初期、中期の作品は、シンセサイザー、サンプラーをシーケンサーで制御することで作品を制作していましたが、2012年頃から、コンピュータでUSB接続デバイスから出力されるPWM信号を制御して音楽制作を行なうようになり、現在は、独自のシンセサイザーシステムを開発しながら作品を制作しています。
『Debugging』では、再度、32チャンネルスピーカを用いたシンセサイザーシステムの自動演奏によるライヴ演奏を録音しました。加えてフィルタのマニピュレーションによるスタジオ録音を2曲と、音像定位を意識した2つのPWM信号を用いた曲を2曲録音しました。15枚限定リリース。