ウルトラ・ヴァイヴのHPにて公開され好評を博している『筒美京平全曲研究・全曲解説 高護』。第3回は、
稲垣潤一の5枚目のシングル「夏のクラクション」。
『筒美京平全曲研究・全曲解説』、これは株式会社ウルトラ・ヴァイヴ代表の高護が
筒美京平の全作品を研究し全作品を紹介するものです。
『筒美京平全曲研究・全曲解説 高護』の第3回となる、稲垣潤一の5枚目のシングル「夏のクラクション」は、「ドラマティック・レイン」「エスケイプ」に続いて筒美京平が稲垣潤一に提供したシングル三部作の3作目の作品。オリジナル・アルバムには未収録で純粋にシングルとして制作されています。正式には「HORNS IN THE SUMMER」という英語のサブ・タイトルがクレジットされています。
今回の解説では、筒美京平がシティ・ポップスに積極的にアプローチしてAOR歌謡を確立し大ヒットした「ドラマティック・レイン」と、その「ドラマティック・レイン」の後を受けてリリースされ、作詞と編曲を
井上鑑が担当した「エスケイプ」を掘り下げつつ、派手さはないものの、これぞ“シティ・ポップス”ともいうべき斬新なサウンドである「夏のクラクション」をフォーカス。シティ・ポップスの真髄に迫ります。