辻一郎のソロ・ユニット“
Dissecting Table”が、『Phantom』を7月1日(木)にリリース。
辻一郎は1966年生まれ。東京で1986年から“Dissecting Table”という名義でノイズ・インダストリアル・ミュージックの制作を開始して、1998年に故郷の広島に戻り音楽活動を展開。主に自主レーベル「UPD organization」とヨーロッパとアメリカのレーベルよりレコードやCD作品を発表してきました。初期、中期の作品は、シンセサイザー、サンプラーをシーケンサーで制御することで作品を制作していましたが、2012年頃から、コンピュータでUSB接続デバイスから出力されるPWM信号を制御して音楽制作を行なうようになり、現在は、独自のシンセサイザーシステムを開発しながら作品を制作しています。
本作の1曲目は、複合型シンセサイザーを用いず、主に、開発したフィルタを用いて演奏を行ないました。3曲目は、状態変数フィルタとバイカッド回路を用いてハードな音作りを行ないました。4曲目は、複合型シンセサイザーで振幅変調を行ない、状態変数フィルタをマニピュレーションして、更に開発したフィルタを用いることにより、複雑な音作りを行ないました。写真は、開発したフィルタです。15枚限定リリース。