2018年の東京JAZZに出演したスイス出身のジャズ・ピアニスト、
クリストフ・シュティーフェル(Christoph Stiefel)が、ニュー・アルバム『Chutes and ladders』を11月下旬に発表します。東京JAZZ出演時と同じ、ルカス・トラクセル(b)とトビアス・バックハウス(ds)との“クリストフ・シュティーフェル・インナー・ランゲージ・トリオ”名義で発表する新作は、収録する9曲すべてをシュティーフェルが作曲。ECMのレコーディングの拠点でもあるスイス・ルガーノのAuditorio Radiotelevisione Svizzeraで2020年12月に録音されました。
欧米では古くから親しまれ、日本では「蛇と梯子」として知られるボードゲームの名をタイトルに冠した新作について、シュティーフェルは「私にとっては、まさに今の状況がこのゲームのように感じました。徐々にゴールに近づいてきたと思ったら、次の瞬間には延期やキャンセルで振り出しに戻るみたいなことになってしまう。でも、私は落ち込むのではなく、遊び心を持ってこの問題を処理したかったのです」と語っています。
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