福岡を拠点にした独自のスタンスでの活動が注目される西村匠のソロ・ユニット“
the perfect me”が、今年3作目となるシングル「Our Theory」を5月31日(水)に配信リリース。
ブラック・ミュージック、インディ・ロック、ジャズ、エレクトロなど幅広いジャンルを縦横無尽に行き来する音楽性を特徴とするthe perfect meですが、近作ではクラシックの要素も取り入れ、さらにそのミクスチャー感を推し進めています。
今回リリースされた「Our Theory」もその路線を踏襲し、クラシカルな部分を持ちながら、どのジャンルにもカテゴライズされない音楽純度の高いポップスに仕上げられていますが、意外にもその着想はライヴハウスやクラブといった“現場”から得たとのこと。お酒を飲むことが好きな西村が“美しい”と感じ、“ついつい飲み過ぎてしまう”という“ライヴハウスやクラブで出会った人たちと飲んでいる際にふいに出くわす内緒の話や曖昧な約束などの面白い出来事が、薄暗い部屋のフロアに映る照明の間を交差する情景”からインスピレーションを受けた音をまとめたのが「Our Theory」であるとコメントしています。
そんな“ライヴ現場と音源を繋ぐ”「Our Theory」のリリースに合わせて、the perfect meが昨年から企画・運営を行っているライヴ・イベント〈LOW MID〉のライヴ・ダイジェスト映像がYouTubeにて公開されています。
〈LOW MID〉は福岡を拠点に活動するthe perfect meとBellbottom from 80'sがホストとなり、国内外の良質かつオリジナリティの高いアーティストやDJを迎えるライヴ・パーティ・イベント。映像には、5月26日に行なわれた同イベントから「board games」「Thus spoke gentle machine」「active lunch」「Dance」の4曲がダイジェストで収録されており、音源とはまた違ったアグレッシヴさが魅力のthe perfect meのライヴが擬似体験できる内容となっています。
[コメント]Our Theoryについて
私はお酒が好きで、よく飲みます。一人で、あるいは誰かと、知らない人に混じって、など。何人かと飲む時、特有の面白いことがあります。それは会話の合間に、人には言えない内緒のこと、曖昧な約束がしばしば飛び交うことです。とりわけ、ライブハウスやクラブでのそれらの、薄暗い部屋で、床に散った照明の間を交差する様は美しく、私はそれを見るのが好きで、ついつい飲み過ぎてしまいます。Our Theoryはそういう情景から始まる音をまとめたものです。是非想像し、思い出してください。釘付けになるステップや、ささやきについて感じていただけると良いと思います。そして夜へ繰り出す時には、寄せる呼吸が皆さんにも訪れることを願っています。――西村匠(the perfect me)