ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーと古楽界の第一人者たちが1995年に結成した“
ベルリン・バロック・ゾリステン”と、ベルリン・フィルで第1コンサートマスターを務める
樫本大進(vn)による『ヴィヴァルディ:「四季」』が、5月下旬に、ベルリン・フィルのレーベル「Berliner Philharmoniker Recordings」から発売されます。
このアルバムは、「四季」の出版300周年と、ベルリン・バロック・ゾリステンの創立30周年を記念したもの。2025年1月22日~25日に独・ベルリンの「B Sharp Studios」で録音されました。フィジカルはSACDハイブリッドです。
ベルリン・バロック・ゾリステンのライマー・オルロフスキー(vn)は、今回の録音について「じつは〈四季〉は、私たちが30年前、結成直後に最初に録音した作品でした。大成功を収めたのは、当時の第1コンサートマスターであり、アンサンブルの共同創設者でもあったライナー・クスマウルの存在が大きかったのです。今回、クスマウルに師事した樫本大進さんとともにふたたび〈四季〉を録音できることを、とてもうれしく思っています」と語っています。
ベルリン・バロック・ゾリステンは、1995年にベルリン・フィルのメンバーと古楽界の主要奏者が集まり、「モダン楽器で歴史的奏法を実践する」という革新的な理念のもとに結成されました。当時、ベルリン・フィルでは古楽がほとんど演奏されていませんでしたが、クスマウルのバロック音楽への情熱が大きな推進力となりました。17~18世紀作品をモダン楽器で演奏するという選択により、アンサンブルは独自の音色を確立し、現在まで受け継がれています。
また、クスマウルのもとで研鑽を積み、2009年、30歳でベルリン・フィルの第1コンサートマスターに就任した樫本大進は、ベルリン・バロック・ゾリステンとの共演について「オーケストラで日頃から一緒に演奏しているので、自然に呼吸が合います。クスマウル先生から受けた影響は、私にも、このアンサンブルにも共通しており、それが強い結びつきになっています」とコメントしています。