ザ・ビートルズ   2009/09/08掲載
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ザ・ビートルズ全213曲 聴き比べ&徹底解剖! ****【衝撃度】付き****(2)


ハード・デイズ・ナイトハード・デイズ・ナイト
A Hard Day’s Night

(TOCP-71003/1964年7月発売)


01.ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ
A Hard Day's Night
Lennon-McCartney
初の主演映画のタイトル曲。ジョンの生ギターとリンゴのパーカッションが鮮明になった。全体的に低音が目立ち、重量感も増している。
02.恋する二人
I Should Have Known Better
Lennon-McCartney
ハーモニカが印象的なジョンの作品。ジョンの生ギターがクリアになり、ポールのベースがでかく聞こえる。
03.恋におちたら
If I Fell
Lennon-McCartney
ジョンとポールのハーモニーを前面に出したジョン作の名バラード。ジョンの生ギターとリンゴのドラムがクリアになり、ジョンのヴォーカルもはっきり聞こえる。
04.すてきなダンス
I'm Happy Just To Dance With You
Lennon-McCartney
ジョンがジョージのために作った軽快なナンバー。ポールのベースが大きくなり、重量感がアップ。ただしジョンのリズム・ギターはそんなに目立たず。
05.アンド・アイ・ラヴ・ハー
And I Love Her
Lennon-McCartney
ポールが主に作ったバラードの名曲。ポールのヴォーカルとジョンの生ギターとリンゴのクラベスがクリアになった。
06.テル・ミー・ホワイ
Tell Me Why
Lennon-McCartney
ジョンのファルセット・ヴォーカルが印象的なパワフルなナンバー。これもいいミックス。イントロの音の拡がりが増し、空間ができて膨らみのあるサウンドになった。
07.キャント・バイ・ミー・ラヴ
Can't Buy Me Love
Lennon-McCartney
イントロなしで始まるポール作のブルージィな曲。ポールのベースが大きくなり、ジョージのエレキ・ギターのカッティングもはっきり。間奏前のポールのシャウトに痺れる。
08.エニイ・タイム・アット・オール
Any Time At All
Lennon-McCartney
ジョンが書いたストレートなロック・ナンバー。ヴォーカルが前面に出て、ジョンの色気のある歌声が明瞭になった。ジョージ・マーティンのピアノもはっきり聞こえる。
09.ぼくが泣く
I'll Cry Instead
Lennon-McCartney
ジョンが書いたカントリー・タッチの作品。ジョージのリズム・ギターとリンゴのタンバリン、ポールのベースがクリアに。
10.今日の誓い
Things We Said Today
Lennon-McCartney
ポールが書いたマイナー調の佳曲。ポールのややエコーのかかっているヴォーカルがはっきり聴き取れる。ジョンの生ギターのストロークとリンゴのドラムも明瞭。
11.家に帰れば
When I Get Home
Lennon-McCartney
ジョンが初のアメリカ公演中に書いたR&B風のヘヴィな作品。ジョンのリード・ヴォーカルがさらに強靭に響く仕上がりになっている。
12.ユー・キャント・ドゥ・ザット
You Can't Do That
Lennon-McCartney
これもジョンが書いたR&B色の強い作品で、シングル「キャント・バイ・ミー・ラヴ」のB面に収録された。ジョンのヴォーカルとポール&ジョージのコーラスがはっきり聞こえる。
13.アイル・ビー・バック
I'll Be Back
Lennon-McCartney
ジョンが、17年間音沙汰のなかった父と再会したのをきっかけに作ったと言われる曲。ジョンのヴォーカルが明瞭になり、重量感が出た。ジョージのエレキ・ギターもクリアに。





ビートルズ・フォー・セールビートルズ・フォー・セール
BEATLES FOR SALE

(TOCP-71004/1964年12月発売)
01.ノー・リプライ
No Reply
Lennon-McCartney
もともとジョンが他人用に書いた曲。ジョンのヴォーカルが前面に出て、手拍子やジョージ・マーティンのピアノもはっきり聞こえる。
02.アイム・ア・ルーザー
I'm A Loser
Lennon-McCartney
ジョンがボブ・ディランを意識して書いた初めての曲。全体的に音がクリアに、まろやかになり、ジョンのヴォーカルもより艶やかになった。
03.ベイビーズ・イン・ブラック
Baby's In Black
Lennon-McCartney
ジョンとポールが久しぶりにがっぷり四つに組んで作った曲。2人のハーモニーとリンゴのバスドラムがクリアに。間奏のジョンの生ギターもややはっきりした印象だ。
04.ロック・アンド・ロール・ミュージック
Rock And Roll Music
C.Berry
チャック・ベリーの名曲。全体的にシャキッとした音に。ジョンのリズム・ギターのカッティングやポールのベースのちょっとしたアクセントも聴き取れるようになった。
05.アイル・フォロー・ザ・サン
I'll Follow The Sun
Lennon-McCartney
ポールが10代の頃に作った曲。ジョンのハーモニー・ヴォーカルとジョージのエレキ・ギターがさらにまろやかな響きになった。ジョンの生ギターのカッティングもクリアに。
06.ミスター・ムーンライト
Mr. Moonlight
R.L.Johnson
ジョンのシャウトが印象的なカヴァー曲。“ドン!”というリンゴのフロアタムとジョージのアフリカンドラムの音が強くなった。間奏のポールのハモンド・オルガンもクリアに。
07.(メドレー)/a.カンサス・シティ/b.ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ
Kansas City : Hey-Hey-Hey-Hey!
J.Leiber-M.Stoller / R.Penniman
これも有名なカヴァー曲のひとつ。ポールのヴォーカルとベースをはじめ、全体的に重く強くはっきりとしたサウンドになって、さらにパワフルに。
08.エイト・デイズ・ア・ウィーク
Eight Days A Week
Lennon-McCartney
フェイド・インではじまるイントロが粋なジョンとポールの共作曲。手拍子がはっきりした以外、それほど大きな変化はない。
09.ワーズ・オブ・ラヴ
Words Of Love
B.Holly
ジョンとポールに多大な影響を与えたバディ・ホリーのカヴァー曲。ジョンとポールのヴォーカルがやや前面に出て、ベース、ドラム、手拍子もややクリアになった。
10.ハニー・ドント
Honey Don't
C.Perkins
リンゴが歌う、カール・パーキンスのカヴァー曲だが、その前はピート・ベストとジョンの持ち歌だった。ジョージのエレキが明快な音になり、リンゴのドラムもクリアに。
11.エヴリー・リトル・シング
Every Little Thing
Lennon-McCartney
出だしをジョンが書き、サビをポールが書いた共作曲。全体的に重量感が増し、特にリンゴのバスドラムとポールのベースが強く重くなった。
12.パーティーはそのままに
I Don't Want To Spoil The Party
Lennon-McCartney
ジョンが書いたカントリー調の作品。間奏のジョージのエレキ・ギターとジョンの生ギター、それにリンゴのハイハットがややクリアに。
13.ホワット・ユー・アー・ドゥーイング
What You're Doing
Lennon-McCartney
ポール作の軽やかな作品。イントロのリンゴのドラムが重くはっきりし、間奏のジョージ・マーティンのピアノもやや明瞭になった。
14.みんないい娘
Everybody's Trying To Be My Baby
C.Perkins
カール・パーキンスのカヴァーをジョージも歌う。ジョージのエコーのかかったヴォーカルが前面に出てはっきりした印象に。


文/藤本国彦
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