ザ・フレーミング・リップス 2009/09/04掲載(Last Update:09/10/29 19:07)
先日の〈SUMMER SONIC 09〉に出演、素晴らしすぎるステージで最終日の大トリを飾った
ザ・フレーミング・リップス(The Flaming Lips)。大画面に映し出された女性のアノ部分から“誕生”するようにステージに登場、動物の着ぐるみたちと大量の風船に祝福された歓喜の音響「レース・フォー・ザ・プライズ」での幕開けにいきなり感極まるファンも多かったライヴでの興奮も冷めやらぬなか、なんと約3年半ぶり、待望のアルバムがリリースします! アルバム
『エンブリオニック』が10月21日、発売になります(
米国盤は10月13日)。
今作は、結成26年目を迎えた彼らがリリースする、13作目のアルバム。昨年、
ウェイン・コイン(g、vo)の初監督映画のDVD&サントラ
『クリスマス・オン・マーズ』が発表され高い評価を獲得しましたが、オリジナル・アルバムとしては、2006年の
『アット・ウォー・ウィズ・ザ・ミスティックス』から約3年半ぶりとなります。
バットホール・サーファーズに影響を受けていた時代から、カセットを複数の人間がデッキを使って再生するという異色ライヴへの挑戦、CD4枚を同時に演奏することによって音が完成する4枚組アルバム『ZAIREEKA』のリリース、総天然色のサイケデリック・シンフォニーを確立した
『ザ・ソフト・ブレティン』など、次々と新たな実験を続けるリップスの新作ということで、いやがおうにも期待が高まる本作ですが、なんと全18曲を収録したフル・ボリュームのアルバムになります! 先日、海外のニュースでは、このアルバムに
MGMTと
ヤー・ヤー・ヤーズのカレンO、それから「ドイツの変な数学者」がゲスト参加していると報じられましたが、今のところ詳細は不明。
ただし現在、ワーナーミュージックのザ・フレーミング・リップス日本公式サイトでは、収録曲より3曲の試聴が開始しています。この3曲は、いずれもデジタルのみで8月にリリースされたEP『Embrionic Digital EP』にも収録された楽曲。まずはこちらのEPをデジタルで楽しんで、アルバム発売を待ちましょう!