アメリカの電子音楽デュオ“ジョージア(Georgia)”と日本のヴォーカリスト / プロデューサー、ドーヴが初のコラボレーション・アルバム『エア・フロム・エア』を12月22日(金)にデジタルとLPで発表します。
『エア・フロム・エア』は、人間の声の詩、言葉によって伝えられる精神、心、魂といった精妙なものを、現代の電子音楽技術の魔術的な仲介によって変化させ、強化し、抱擁します。この特異なパートナーシップは、ドーヴが呼吸するように発する言葉が、音節ごとに、またはフレーズごとに、修正され、拡大され、揺り動かされ、祝福されるオーディオ詩のコレクションです。
ジョージアはドーヴの声を思慮深く強調し、電子回路のエーテルを通して呼吸と空気を変化させ、意味を解体しながらも、逆説的に言葉と音楽の両方の新しい意味をあきらかにします。日本語を理解するリスナーは、これらの雰囲気の中に意味の雲や星座を見出すでしょうし、ドーヴの母国語を理解しないとしても同じ雰囲気の中に純粋な音節音響の喜びを見出すでしょう。現代音楽のパイオニアたちが電子音楽やサウンドアートにおける人間の声の可能性を追求した試みの、まったく新しい延長線上にある作品と受け止める者もいるかもしれませんが、『エア・フロム・エア』はむしろ現代のベース・ミュージックやそのほかの分野にまで拡張された、まだ名付けがたい音楽の未踏の領域への進出となるかもしれません。
LP版はDLカード付きで、ディスクにはCO2排出量ゼロ / 100%循環リサイクルできる画期的な新素材BioVinylを使用。装丁は近藤さくらが手がけました。