秋元康総合プロデュース、Sony MusicとANIPLEXがタッグを組むデジタル声優アイドル・グループ“
22/7(ナナブンノニジュウニ)”が、5月18日に北海道根室市文化会館にて〈22/7 カントリーライブ in 北海道根室市〉を開催しました。
根室市と22/7がタッグを組み、街ぐるみで盛り上がったこの特別なライヴは完売に。“アイドル×地域おこし”のモデルケースとして、道内各地からも注目を浴びた本公演の公式レポートが到着しています。
[オフィシャルレポート]■根室が“ナナニジ色”に染まった日 チケットは早々にソールドアウトとなった本公演。この日を迎えるまでに、根室の街はすでに「ナナニジ」一色に。駅前にはメンバーの等身大パネルが並び、応援店グルメMAPが配布され、市内の至る箇所にライブポスターが貼り出された。北海道新聞や釧路新聞による連日特集され、北海道新聞デジタルではナナニジの記事が総合1位を獲得。FMねむろでも毎日流れる楽曲──JR根室駅にはファン有志による応援広告、生花店には祝い花の注文が殺到するなど、地域とアイドルが自然に交わりはじめていた。■“影ナレ”がラジオにも流れる、特別な開演前 FMねむろによる会場からの公開生放送では、番組パーソナリティ・佐藤さんが、アイドルライブ初心者にも分かりやすくペンライト講座やマナーを紹介。
終盤には、地方出身の河瀬詩・椎名桜月・月城咲舞が“カントリーガール三姉妹”として登場し、影ナレ形式の会場アナウンスを披露。
この影ナレがそのまま生放送にも乗るという仕掛けに、地域とステージが早くもひとつにつながるような熱気が立ち上った。■Overtureから爆発、そして“佐藤さん”コール Overtureとともにステージに登場した9人のメンバー。1曲目『韋駄天娘』で勢いよく幕を開け、この日がライブ初披露となった、15thシングル『あなたでなくちゃ』新衣装では、洗練されたデザインと自然体の魅力で客席を魅了。人気曲『シャンプーの匂いがした』に続く、メンバー自己紹介のあと、望月りのが問いかける。「ところで…根室に“佐藤さん”はいますか〜?」客席からの「はーい!」に応えるように、FMねむろでも猛プッシュされた楽曲『佐藤さん』が披露され、ライブを見守るFMねむろのパーソナリティ・佐藤さんも、おそらく楽しんでいただろう。■ユーロビート×パラパラ、クセ強ナンバーで魅せる ライブの発起人・Shoichiro Toko作曲『Why are you crying?』は、ユーロビートにパラパラを取り入れた挑戦的なナンバー。“振り幅”と“遊び心”が光るステージに客席は釘付けに。そこから『理解者』へとノンストップで突入し、会場のボルテージはさらに上昇していった。■ユニット曲と、それぞれの空気 そして、ユニット曲コーナーへ。まずは、“ゆるふわユニット”、《気の抜けたサイダー》(天城サリー・西條和・椎名桜月)の出番。“生粋のカントリーガール”である、地元・北海道出身の河瀬詩が特別参加した4人で、本公演名(カントリーライブ)の由来ともなった『カントリーガール』を披露した。 続くは“ハッピーユニット”、《晴れた日のベンチ》(相川奈央・麻丘真央・望月りの)の『半チャーハン』。タイトル通りの軽快さと遊び心、その絶妙なテンポとバランス感覚で、楽曲の面白さを際立たせる。 最後に登場したのは、“セクシーユニット”、《蛍光灯再生計画》(河瀬詩・四条月・月城咲舞)で、『タトゥー・ラブ』を披露。河瀬も先ほどのゆるさから一転、大人びたパフォーマンスを見せた。ユニットごとに際立つキャラクターと空気感が、グループの多面性を印象づけた。■シングル表題曲連打で見せる“今の22/7”後半は、最新表題曲『あなたでなくちゃ』を皮切りに、『ロックは死なない』『曇り空の向こうは晴れている』、そして本編ラスト『YESとNOの間に』まで、一気に駆け抜ける構成。恋愛・熱量・メッセージ性──三者三様の楽曲が並ぶことで、「今の22/7」の持つパワーが力強く伝わってきた。■河瀬詩の“憧れ”と、アンコールの奇跡 アンコールの“根室”コールに応えて、ひとり登場したのは、河瀬詩。「この地元・北海道ぜんぶが大好きです」地元への愛を伝えるとともに、自身の原点となったあるアーティストへの憧れ、上京後の葛藤、そして今の居場所としての22/7を語る。そしてその“憧れ”だったTrySailの『adrenaline!!!』を、大事な仲間である、天城サリー・西條和と共にサプライズ披露。まさかの選曲に会場からは大歓声が送られ、おもわず涙を浮かべるファンもいた。■笑いと余韻、地元と重なるエンディング 歌唱後には、河瀬の語りに感極まったと話す天城。そして緊張しながらも「今までで一番楽しかった」という天城に、共感しあう西條と河瀬。そして新メンバーオーディションの話題では「ひょっとすると、根室からナナニジの新メンバーが出てくるもしれない」と笑いを誘った。その後の『キウイの主張(根室ver.)』は、本来であればユニット曲のところを、特別に全員歌唱で歌唱。河瀬が「花咲ガニ」「さんま祭り」「エスカロップ」など地元ネタ満載のラップを披露する。最後のフォトセッションには、今回のコラボで一躍有名になったご当地キャラ・眠郎(ねむろう)も登場し、メンバーと仲良く記念撮影に参加した。■朝日にいちばん近い街から 正真正銘、最後の一曲は『いつの間にSunrise』。納沙布岬で実際に、“日本一早い日の出“を見た河瀬は、静かに語る。「根室市を、朝日のようにキラキラと輝かせるグループになりたい」その言葉とともにステージに差し込む光。“地域とアイドル”の距離が近づいた、希望に満ちたパフォーマンスで締めくくった。■“アイドル×地域おこし”の、ひとつの答え この日の根室は、ただのライブの開催地ではない。アイドルと地域が混ざり合い、生まれた熱量と物語。「カントリーライブ」はその“化学反応”を証明する、未来へのヒントとなる公演となった。■22/7 河瀬詩(かわせうた)感想コメント カントリーライブ開催までの間、応援してくださる店舗さんが日に日に増えていき、パネル展を見に来てくださる方を見かけたりと、根室市全体がどんどんライブムードになっていく様子が伝わってきました。ライブ当日も、初めて22/7を観る方にも私たちのライブの楽しさがしっかり伝わったのではないかと思います。またメンバーみんなで根室に帰ってきて、ライブでみなさんにお会いしたいです!