Meditation Recordsは、3月13日(月)に
Government Alphaのアルバム『Divine Brontide』をデジタル・リリースします。
1994年にイギリスのSusan Lowly(William Bennett「WHITEHOUSE」運営)からリリースされた『Extreme Music From Japan』コンピレーションCDで初めて頭角を現してから約30年近く、コンスタントに作品リリースとライヴ活動を展開しているGovernment Alphaの新作。
活動当初から録音作業に使用していたDATデッキとカセットMTRの寿命による廃棄から、新たなワークステーションとして漸く取り入れたDAWによる完全デジタル録音へと移行した、いわば新サウンド形態へと変革した音響作品集でもあります。
Government Alphaのスタイルであるハーシュノイズの攻撃性に加え、以前にも増したカット・アップ・コラージュにも似た目まぐるしいほどの展開と、幾層にも重なって広がる音響世界。パソコン作業への移行によって意図せぬうちに、演奏よりも編集に重点が置かれて行く過程から喪失して行くライヴ感に対して、敢えてライヴ音源を解体して素材として楽曲の中へと融合させて行く擬似ライヴ展開。それは逆に、ライヴ演奏での再現は不可能であることを示唆しているのですが、コロナ禍でライヴ活動自粛の続く中であるからこそ、音源制作の中で完結できる手法として見出した、Government Alphaにとっての擬似ライヴ表現であるのかもしれません。2022年新作、ハーシュノイズの斜め上を行く過剰なる電子音響作品。