日本を舞台に、映像作家
マイク・ミルズが“うつ”に迫る初の長編ドキュメンタリー映画『マイク・ミルズのうつの話』(2013年10月、渋谷アップリンク他全国順次公開)。この度オフィシャル・サイト(
uplink.co.jp/kokokaze)がオープン、マイク・ミルズへのインタビューをはじめ(2010年『TOO MUCH Magazine Issue 1』掲載、オードリー・フォンドゥカヴによるインタビューより抜粋)、
香山リカ、ホンマタカシ、
吉田 豪、川勝正幸(『TV Bros』2010年12月号掲載のコラムより抜粋)らによるコメントがアップされています。
――2000年ごろまでは、精神科周辺以外ではめったに聞かれなかった“うつ”という言葉。なぜ、この短期間で“うつ”は爆発的に広まったのか。90年代のユース・カルチャーを代表する映像作家マイク・ミルズは、その理由のひとつに、製薬会社によって行なわれた「心の風邪をひいていませんか?」という広告キャンペーンがあると考え、その実態に迫るドキュメンタリーを作ろうと思い立つ。舞台は近年、急速に“うつ”が常識化した日本。撮影対象となる条件は、抗うつ剤を飲んでいること、日常生活をありのままに撮らせてくれること、以上の2つ――。
うつ患者たちの壮絶な日常を、独特の優しく明るい目線で捉え、今の日本社会の問題点も鮮やかに描き出す『マイク・ミルズのうつの話』。ぜひ注目を。