〈FUJI ROCK FESTIVAL'25〉にヘッドライナーとして出演することが決定している
ヴァンパイア・ウィークエンド(Vampire Weekend)の初期3タイトル『
Vampire Weekend』『
Contra』『
Modern Vampires of the City』が、7月18日(金)に国内盤CDで再リリースされることが決定。あわせて、『
Father of the Bride』『
Only God Was Above Us』も含む全タイトルが初の日本語帯付LPで発売されることも発表されています。
ヴァンパイア・ウィークエンドはコロンビア大学在学中に知り合ったエズラ・クーニグ(vo,g)、
ロスタム・バトマングリ(key,vo)、クリス・バイオ(b)、クリス・トムソン(ds)の4人によって2006年に結成。アフロポップ、クラシック、ニューウェーブ、パンクなど多彩な音楽的ルーツを持ち、それらを自由自在に融合させた独自のサウンドで注目を浴び、2008年に〈XL Recordings〉よりリリースされたデビュー・アルバム『Vampire Weekend』(2008)は、アフロビート、パンク、インディー・ポップを絶妙に融合させた軽快なリズムで、数多くの年間ベストに選ばれる衝撃作となりました。
続く2ndアルバム『Contra』(2010)は、前作のエネルギッシュなサウンドを踏襲しつつ、エレクトロニカ、レゲエ、バロック音楽の要素などを大胆に取り入れ、全米チャート初登場1位を獲得。グラミー賞にもノミネートされるなど、バンドの快進撃を決定づけた大ヒット・アルバムに。
そして3rdアルバム『Modern Vampires of the City』(2013)では、ヴィンテージ機材を駆使したオーガニックで温かみのあるサウンドと、内省的で深遠な歌詞が融合。さらなる成熟と進化を遂げ再び全米1位を記録し、第56回グラミー賞で“最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム部門”を受賞しました。
2019年、レーベルをコロンビアへ移籍し、6年振りとなった4thアルバム『
Father of the Bride』(2019)では、これまで以上にバラエティに富んだ楽曲群で、ポップ・ミュージックをネクストレベルに押し上げ、収録曲「2021」は
細野晴臣が80年代に無印良品の店内BGMとして作曲した楽曲をサンプリングしている曲として国内でも話題に。前作に続き全米アルバム・チャート1位に輝き、第62回グラミー賞ではアルバムが主要部門の最優秀アルバム賞に初めてノミネートされました。
昨年リリースされた、最新作である5thアルバム『Only God Was Above Us』は、20世紀のニューヨークに大きなインスピレーションを受けたコンセプチュアルな内容となっており、バンド史上最も大胆な作品でありながら、最もメロディックな作品に仕上がっています。
Photo by Alex John Beck