2021年に韓国でデビューし、その人気が世界規模で拡大し続けている6人組グループ・
IVE(アイヴ)が、2度目となるワールド・ツアー〈IVE WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I AM’〉の日本公演として、初の京セラドーム大阪公演を開催しました。
このたびのワールド・ツアーは、2025年10月31日、11月1日、2日に韓国・KSPOドームでのソウル公演からスタートし、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなどを巡る大規模なワールド・アリーナ・ツアーとなっています。IVEが京セラドーム大阪にて公演を行うのは初めてとなり、日本では前回の東京ドームに続き、2度目となるドーム全2公演で79,000人動員し、大勢のファンを魅了。
始まりから8曲をノンストップで披露し、後半では「I AM」、「ATTITUDE」とタイトル曲を続々と披露。ツアーのため特別に用意したパフォーマンスで会場が一気に盛り上がりました。また、2026年2月にリリースした、韓国を含め世界各地でチャート1位を獲得し話題を呼んだ新曲「BANG BANG」と「BLACKHOLE」を日本で初披露し、大きな歓声が沸き起こりました。ファン待望となったメンバーの個性あふれるソロ・ステージも日本でも披露となり、それぞれ圧巻のパフォーマンスで観客を虜にしました。
さらに、5月27日(水)に発売決定となったIVE JAPAN 4th EP『LUCID DREAM』のタイトル曲「LUCID DREAM」をいち早く世界初披露。これまでの日本タイトル曲とはまた変わった雰囲気の楽曲で、「夢」をモチーフにしたかわいいIVEの魅力に歓声が鳴り響き、会場はさらにヒートアップ。
初の京セラドーム大阪公演を大盛況のうちに終えたIVEは6月24日(水)に東京ドームにて日本での追加公演を発表したばかり。4月3日(金)には IVE JAPAN 4th EP『LUCID DREAM』の発売に先駆けて、App Storeの「どんな一歩も、App Storeと。」キャンペーン・ソング「Fashion」の先行配信がスタート。なお、収録曲の「JIGSAW」もテレ東系ドラマ24『ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-』主題歌に決定。
伊藤潤二が描きおろした期間生産限定盤のジャケットが話題となっています。
[ライヴ・レポート] 6人組グループ・IVEが4月18日・19日の2日間、京セラドーム大阪でワールドツアー『IVE WORLD TOUR 'SHOW WHAT I AM'』の日本公演を行った。このツアーは昨年10月末に韓国・KSPOドームから始まり、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなどを1年近くかけて巡回する大規模なもので、今回の日本公演では79,000人を動員した。メンバーたちは、その期待に応えようと最新アルバム『REVIVE+』の収録曲をメインにしたセットリストで華やかなステージングを存分に見せてくれた。本稿では18日の模様をレポートする。
定刻になると、スタイリッシュな映像に続いて鮮烈なエレクトロビートが鳴り響く。そしてツアータイトルが映し出され、6人のシルエットが次々と現れると、場内のあちこちから大きな歓声が上がった。記念すべきオープニングナンバーは「GOTCHA (Baddest Eros)」。アグレッシブなリズムに身をゆだねるように踊るメンバーたちは実に神々しく美しい。
間髪を入れずに披露した「XOXZ」「Baddie」といったナンバーでは、タイトなリズムとクールなラップで独自の美学をアピール。さらにシンセサイザーのアルペジオに導かれるように歌う「Ice Queen」、シャッフルビートを軸にしたサウンドで消滅と誕生が共存する世界観を表現した「BLACKHOLE」と、開幕からわずか数曲で会場をIVEだけのカラーに染め上げる力量に驚いてしまう。
「こんばんは、IVEです! 大阪公演にようこそ!」6人の明るい第一声に反応して客席では大きな声援が飛び交う。短い挨拶を終えると、ブラスセクションの音が合図となって「TKO」がスタート。通称“808(ヤオヤ)”と呼ばれるレトロなリズムマシンを使ったトラックに乗りながら歌い踊った後は、トライバルなムード満載のダンスポップ「Holy Moly」、チェスの巨大な駒をバックに妖艶なしぐさで「私と一緒に来て」と誘う「My Satisfaction」と、インパクトのあるナンバーを連発した。
イメージ映像を挟み、今度はソロコーナーへ。最初に現れたのはWONYOUNGだ。彼女はエレクトロニカ/EDM系のトラック「8」で洗練された大人の女性像を演出。続くREIはドラムンベースを挿入したカラフルなポップス「In Your Heart」でキュートに迫り、LIZは「Unreal」で爽やかなバンドサウンドにチャレンジして場内を沸かせた。4番手のGAEULは幻想的な雰囲気を持つ「Odd」で繊細な面を強調。次に登場したLEESEOは「Super ICY」を、そしてYUJINは「Force」を熱唱したが、どちらもファッショナブルなパフォーマンスを繰り広げ、その後のバックダンサーたちのダンスタイムにつなげたのが印象的だった。
デジタル世代の恋愛感覚を反映した「♥beats」で、再びグループとして登場した6人は、ここでサプライズとして本邦初公開となる新曲を披露した。タイトルは「LUCID DREAM」。5月27日にリリースされる日本4th EPのリードトラックで、メンバーによると「夢というモチーフを現実逃避するための場所ではなく、自分自身と向き合い、感情に正直になるための空間として解釈した作品」だという。これまでのIVEとはひと味違ったオーラを放つ幸福感にあふれたサウンドメイクと振り付けは、きっと大きな反響を呼ぶだろう。
「WOW」「FLU」を歌いながらファンに感謝の気持ちを伝えると、再びMCタイムに。ソロナンバーの感想を語り合いながら和気あいあいとした時間を楽しんだ後は、ラストへ向かって勢いのあるナンバー中心のステージが始まった。「ATTITUDE」はアメリカの女性シンガーソングライター、スザンヌ・ベガの「トムズ・ダイナー」をサンプリングした楽曲だが、たとえそれを知らなくても華麗なメロディラインに心奪われるダンスポップに仕上がっている。この曲をきっかけにヒートアップした観客をさらに盛り上げようと、「LOVE DIVE -Japanese ver.-」「REBEL HEART」「I AM」といったキラーチューンを連発。重低音で揺れる巨大な会場は、瞬く間にダンスフロアと化した。
本編はIVEらしさ全開の「BANG BANG」で終了。アンコールでは「Wild Bird」「Fireworks」の2曲でトロッコに乗りながら場内を一周し、ステージ中央に戻ると順々に感謝の言葉を述べていった。
「私たちにとって大切な1日を作ってくださって本当にありがとうございます」(LIZ)
「みなさんの愛がキラキラしていて嬉しかったです」(LEESEO)
「待ちに待った瞬間だったので、本当に感動しています」(YUJIN)
「ホンマにホンマに楽しかった!」(WONYOUNG)
「DIVE(ファンの呼称)のみなさんがいるからこそ、私たちのステージは完成すると思いました」(GAEUL)
「DIVEと過ごしてきた時間は本当に大切です。この感情を忘れません」(REI)
それぞれのコメントは、客席にいたひとりひとりの心に確実に届いたに違いない。そして締めくくりに人気曲「After LIKE」を熱唱すると、全員で深々と頭を下げ、名残惜しそうに舞台を去っていった。
アンコールも含めてトータルでおよそ2時間半。最初から最後まで観客を魅了するには、厳しいトレーニングと経験の積み重ねが必要なのは言うまでもない。IVEの場合は、そうした日々の努力に加えて、ファンを思う気持ちが一挙手一投足から伝わってくることもパフォーマンスの完成度を高める要因になっているのではないか――。そのように思うコンサートだった。
今回の公演で初披露した「LUCID DREAM」は、自分の心に忠実に生きる大切さを表したナンバーだが、このような姿勢がある限り、彼女たちはこれからも成長し続けるだろう。IVEの次回の来日コンサートは6月24日。東京ドームで開催する『IVE WORLD TOUR 'SHOW WHAT I AM' IN JAPAN』で、上昇気流に乗るグループの“今”をしっかりと見届けてほしい。


取材・文: まつもとたくお