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チョパレボことThe Choppers Revolutionの全国ツアーがスタート!

チョッパーズ・レボリューション   2012/10/30 14:47掲載
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チョパレボことThe Choppers Revolutionの全国ツアーがスタート!
 鳴瀬善博、IKUO村田隆行というベーシスト3人によって結成されたユニット、The Choppers Revolutionが初のアルバム『チョパレボ!!!』を発表! 本作を引っさげスタートした全国ツアー初日、10月26日(金)に東京・目黒ブルースアレイジャパンで行なわれたライヴの模様をお届けします。

The Choppers Revolution
1st Album『チョパレボ!!!』発売記念ライブ
2012. 10. 26 目黒ブルースアレイジャパン
〜 オフィシャル・レポート 〜


 現在、カシオペアのメンバーとしても活動中、日本のフュージョン界を背負って立つ名ベーシスト“ナルチョ”こと鳴瀬喜博。数多くのアニメ作品のテーマ曲の制作や演奏へ参加し、超絶速弾きベーシストとしての異名を取るIKUO。ジャズ界に限らず幅広いフィールドへ活躍の場を広げている村田隆行。3人のベーシストが集まり誕生したのが、チョパレボことThe Choppers Revolution。彼らは10月10日に初となるアルバム『チョパレボ!!!』を発表、ツアー〈The Choppers Revolution 1st Album『チョパレボ!!!』発売記念ライブ〉を行なっている。そのツアー初日公演が、10月26日(金)に東京・目黒ブルースアレイジャパンを舞台に開催。

  会場は、立ち見客が出るほどの盛況ぶり。大勢の観客たちの期待の目がステージ上へ注がれる中、この日のライヴは、アルバムでは総勢9名のベーシストが競演した「ツァラトゥストラはかく語りき」からスタート。先に村田が舞台へ立ち、穏やかな表情を描きあげれば、村田の呼びかけで登場したIKUOは、雄大な音景色の上へファンキーなビートを叩きつけてゆく。最後に姿を現した鳴瀬に至っては、ブッ太い音の筆をブリブリ炸裂させながら、楽曲に雄大な迫力という絵を描き加えていった。3人の音の奏でが一つ一つ加わることで、穏やかな楽曲が壮大なオーケストラ・ナンバーのようドラマチックに広がってゆく。その様は、まさに嬉しい興奮だ。

 チョパレボのステージの醍醐味は、3人それぞれの個性が複雑ながらもファンキーに絡み合い、どの楽曲でも感性を刺激し、感情の興奮や高揚を導いてゆくアンサンブルを描き出すところにある。今回のツアーは、アルバム『チョパレボ!!!』へ収録した曲たちを中心に構成。メロウで滑らかな表情から高揚の景観へと音の絵をスライドさせた村田の手によるナンバー「Lion and the Pray」、超絶速弾き演奏が炸裂、凄まじい音の弾丸を撃ち放ったロックな衝動満載なIKUOの手がけた「Pure Smile」、優しく揺れるムーディな村田の主旋プレイへ、鳴瀬がエレアコベースで、IKUOがフレットレスベースを用い妖艶な色を塗り重ねていった、鳴瀬喜博の手による「(He) Still Stands」など、それぞれの個性や性格の見える楽曲が次々と舞台上からあふれ出していた。

 中には、メンバーたち(主に鳴瀬)が客席へ乱入し観客たちを煽ってゆく場面もあれば、野獣のようにファンキー&ロックンロールな鳴瀬の激熱プレイを軸に据えた「Akappachi-Ism」では、鳴瀬が客席を煽っていく最中、村田が後ろから鳴瀬のベースを演奏する二人羽織プレイまで飛び出していた。

 この日は、鳴瀬のソロ・ナンバーもメニューへ組み込む構成のもと、メロウな泣きの表情からファンキーな音が暴走したプレイまでと多彩な音楽性を提示。同じく暴走という面では、鳴瀬を中心に進められる(1曲の演奏時間以上に長い!?)トークでも、話の矛先を演奏並にあちこち飛ばしながら、観客たちを笑いに包み込んでゆく会話のアンサンブルを描きあげていた。こちらも、彼らのステージでは嬉しい見どころと言えようか。

 近くに来たらぜひ、引き込まれゆくお笑い系のトークも含め、熱狂、興奮や、染みる演奏の数々を目の前で体感していただきたい。嬉しい感情の昂りを、きっと抑えられなくなるはずだ。(Text By 長澤智典)
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