昨年生誕100周年を迎えたジャズ・ピアニストの
オスカー・ピーターソン (Oscar Peterson)が、
レイ・ブラウン (b)、
エド・シグペン (ds)とのトリオで1960年に行なったライヴの未発表音源を収録するアルバム『
ライヴ・アット・ベイカーズ・キーボード・ラウンジ 』が5月15日(金)に発売(輸入盤は4月17日発売)。アルバムからの先行シングル「スポージン」が公開されています。1929年のスタンダード・ナンバーであるこの曲をピーターソンが演奏した録音はこれまで確認されておらず、絶頂期にあったトリオの熱演を聴くことができます。
ライヴが行なわれたのは、デトロイトの歴史的なリバノワ通りにある、世界最古のジャズ・クラブの一つとして知られるベイカーズ・キーボード・ラウンジ。1960年当時、文化の拠点として繁栄していたデトロイトにおいて、わずか99席の親密な空間を持つこのクラブは、ジャズの聖地でした。ピーターソンは、1957年から1972年の間に18回出演しています。
1960年の2週間にわたる公演中に録音されたこの音源では、超絶的なテクニックと、どんなテンポや複雑なフレーズにおいても揺らぐことのない完璧なアンサンブルを聴くことができます。激しいアップテンポから叙情的なバラードまで、ピアニストの
ロジャー・ケラウェイ がかつて表現した、ピーターソンの「スウィングへの意志(Will to Swing)」を体現する、気品に満ちたスウィングが凝縮されています。
アルバムは、海外ではライヴで演奏された5つのセットから厳選された曲を収録する『Standard Version』(1LP / 1CD)と、全5セットを演奏順に収録した『Complete Recordings』(3LP / デジタル)がリリースされ、日本では独自企画盤として、『Complete Recordings』をSHM-CDの2枚組として発売します。
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©Rolf Ambor/CTSIMAGES