初めてギターを手にしてから約半世紀、正式デビューから約40年の間に、様々なバンドやレコーディングに取り組み、数多くの伝説を残してきたロックギタリスト・Char。今年6月16日に還暦を迎える彼が、ニュー・アルバム『ROCK十（ロック・プラス）』（ZRRP-R10 3,000円）を5月22日（金）にリリースすることが決定。発売に先駆け、特設サイト（www.zicca.net）が開設されています。

　節目となるタイミングでリリースされるアニヴァーサリー・アルバム『ROCK十』最大の特徴は、幅広い世代の大物アーティスト12人と、向きあう形で完成を目指したものであるということ。参加するアーティストは、泉谷しげる、佐橋佳幸、布袋寅泰、ムッシュかまやつ、石田長生、奥田民生、松任谷由実、佐藤タイジ、JESSE、福山雅治、宮藤官九郎、山崎まさよしといった錚々たる面々。

　ギタリストとして、ソングライターとして、ヴォーカリストとしてロックの最前線を歩み続けた軌跡が、間もなく満60年となるChar。その人生は、干支が一巡する12年の繰り返しと見ることもできます。『ROCK十』は、英語圏では“Decade（10年）”と並び重要視される“Dozen（12個）”、音階やギターのフレットとの繋がりが深い“12”いう数字や干支をキーワードに制作されています。Charがこれまでに関わってきたアーティストの中から、それぞれの干支に1人という条件で12人を選び、曲作りを依頼。基本的にリクエストや相談はせず、詞・曲はもちろん、アレンジやサウンドの方向性、録音スタイル、スタジオ選びなどプロデュース全般も、各アーティストに委ねられています。長い活動歴の中で、周囲の人々から距離を置き、自らを見つめ直すこともあったというCharならではのスタイルと言えるでしょう。

　なお6月15日（月）には、『ROCK十』収録曲を中心に演奏する記念コンサートを東京・日本武道館にて開催することも予定されています。