2009年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝したヴァイオリニストの
レイ・チェン(Ray Chen)がソニー・クラシカルよりデビュー! アルバム
『ヴィルトゥオーゾ』(SICC-1444 税込2,520円)が2月23日にリリースされます。
オイストラフ、
コーガン、
レーピン、
S.ハチャトゥリアン、そして
バイバ・スクリデなどを輩出し、欧州随一の伝統と権威を誇るエリザベート王妃国際音楽コンクール。その2009年大会は、レイ・チェンが最年少の参加でありながら圧倒的な評価を得て1位を獲得しました。2010年1月には来日公演を果たし、その模様がNHKで放送され、クラシック・ファンの間で大きな話題となっています。
レイ・チェンは1989年生まれ。4歳の時に鈴木メソッドでヴァイオリンを始め、8歳で協奏曲デビュー、長野オリンピックの開幕祝賀コンサートでも演奏しました。2004年、カーティス音楽院に入学し、アーロン・ロザンドのもとで学んでいます。
2008年、メニューイン・ヴァイオリン・コンクールで優勝。そして2009年、エリザベート王妃国際コンクールでの優勝により、
ロイヤル・フランダース・フィル、
ラモン・ガンバ指揮のベルギー国立響、
エマニュエル・クリヴィヌ指揮のルクセンブルク・フィルなどとの共演や、ベルギー国内各所でのリサイタルなど、数多くのコンサートや録音が約束されるとともに、日本音楽財団からストラディヴァリウス1708年製“ハギンス”を次期ヴァイオリン・コンクールまでの3年間貸与されています。
今回のデビュー・アルバムは、タイトルどおりレイ・チェンの“ヴィルトゥオーゾ”(超絶技巧)を披露する
ヴィエニャフスキの楽曲はもちろん、深い音楽性が必要とされるバッハやフランクなど、20歳の音楽家とは思えない深遠な世界観も余すところなく表現されています。