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CDJournal.comスタッフが選ぶ“2008年 私のBest5”

麗しの3連休が終了し、すっかり休み気分も抜けきった1月第2週。毎年恒例となった弊社スタッフによる「私のBest5」を公開! 2008年を代表する名盤、珍盤、奇盤……の数々、新春のスタートはまずここから。


(1)おぉっと、33年ぶり。驚きの邂逅。最近、フォークが好きで。くいだおれ太郎に捧ぐ。
(2)めちゃくちゃ粗削りなパンク・ロックだけど、心意気はピカイチ。もうひと化けに期待!
(3)でました日本盤。3作目のテーマはサンバ。うっとりと浸りつつ、胸躍る一枚です。
(4)とめどなく痛快なロックンロールがたっぷり。祝・30周年。これからも突っ走って下さい。
(5)うきうきニューウェイヴ野郎たちのぶっちぎりEP。生ぬるいシーンに、もっと風穴を!
てなわけで、2009年もよろしくお願いいたします。(ゆ)





洋邦ともにエレクトロ、特に“オートチューン”“ロボ声”といったヴォーカル・エフェクトが流行った2008年。邦楽ではPerfumeをはじめとする中田ヤスタカ関連、ヒップホップではT-ペインらが人気に。ということもあってか、それほど衝撃的な盤のないR&Bシーンだったが(ビヨンセの不発が原因?)、良作もちらほらと。女性はジェニファー・ハドソンジャズミン・サリヴァンらの新人が、男性はジョーエリック・ベネイミュージック・ソウルチャイルドらのヴェテランが奮起。個人的には邦楽の不振に落胆する昨今だが、(4)のような質の高い作品がそれを打ち砕くのでは? 世界観が広がった年末発表の復活作(5)も同様。(今)





昨年は諸事情重なり積極的には音を摂取していない。そんな状態にも関わらず勝手に耳に飛び込んで来たのがこの5枚。(1)自由闊達で高度な演奏力。巧妙に練り上げられた美メロに心酔。(2)ササクレ立った焦燥をありったけブチまける。不器用でオトナゲも無いがいつだってそこがブージーらしいのだ。(3)直情的で率直な問題提議を爆音とともに投下。素通り出来ない強靭な意思と音がそこにある。(4)蕩けるほどに暖かいアコギの音色と皺枯れた渋い歌唱が絶妙に交錯し優しい世界を醸し出す。(5)伝えたい事はまんまタイトルに集約。説明不要。結局、耳が怠ける暇無く音源の方で私をキャッチしていたこの一年。ある意味恵まれていた。(三)





昨年は、TOTOだけでなくソロとしても来日、ライヴでも聴き応えのあるロックを披露してくれたスティーヴ・ルカサーのソロ・アルバム(1)では、エグゼクティヴ・プロデューサーとしても参加しているランディ・グッドラム。その彼がジェイ・グレイドンと強力タッグを組んで生まれた(2)、さらに、それぞれのアーチストともに関連が深いスティーリー・ダンウォルター・ベッカーによる14年ぶりのソロ・アルバム(3)は、いずれも文句なしの洗練されたサウンドが心地よい。それから,年末に劇場で観た「シャイン・ア・ライト」のサントラ(4)は、音だけでも充分楽しめる。最後に、(5)が最後の公式盤となった昨年7月に急逝したギタリスト、ハイラム・ブロックに心から哀悼の意を表したい。(熊)





ダウンロード文化の波に飲まれ、音楽を聴くのがCDプレーヤーよりも断然iTunesになってしまった去年。ブックレットをじっくり読む回数は減ってしまった反面、気軽にたくさんのアルバムを聴くことができました。次の5枚は、去年自分のiTunesで再生回数の多かった順です。バンド初期のオルタナ感をとり戻しながら新たなステージに到達した(1)。ぜひ日本盤化、来日を! (2)はデイヴ・フリッドマン・プロデュースの新人バンドの1st。デイヴ色が出過ぎで好き。(3)は日本のダンス系ロック・バンドの2nd。言葉選びやメロディ、アレンジすべてがおもしろくて何度も聴き込みました。(4)(5)はともにベスト盤。両バンドとも歌にまごころを感じます。(木)





ユニコーン復活」との一報以来、ソワソワしっぱなしですが。(1)断トツ。年末の来日公演も含め、アトミック体験以前/以降で音楽の聞こえ方が変わりました。これはジャズなんでしょうか。(2)素朴なカントリーブルースがなぜここまで現代的に響いてしまうのかと。素晴らしいですね。(3)「パーソナルでありながら普遍的でもある」というジョン・レノン的な境地を、ラップトップ上でいともたやすく実現してしまっているような気が……。(4)サイケデリックでドリーミーで大勢が自由に合唱してたりで、でもヒッピー的な胡散臭さは微塵もない、という奇跡的なアルバム。教会で録音されたような独特な音響も◎。(5)欧州代表アトミックを迎え撃つ、こちらはアメリカ代表ということで。となると日本代表は……BOZOとか?(酔麿)





自分の好きな作品が国内盤化されないのは悲しいもの。そんな国内盤未発売の作品から選んでみました。アメリカの中年シンガー・ソングライターの(1)は、その渋さと哀愁に枯れ専受けを狙えそうな気も!? ポップで爽やかな(2)も、歌心あるスロー・コア・サウンドが冴える(3)も日本人受けしそうなのですがぁ……。女性オルタナ・カントリー・シンガーによる(4)は、55歳にあるまじきポテンシャルの高さに驚愕。ティーンエイジ・ファンクラブの面々やレディオヘッドのフィル・セルウェイら地味だがちょっと気になるメンツが参加した(5)は、アイドルワイルドのロディ・ウォンブルを中心としたトリオによるもの。前作『my secret is my silence』とともにロディのソロ作は国内盤熱望です! (と)



(1) theSun/7inch
(2) GEHENNA/Land Of Sodom ほか
(3) ダークナイト
(4) TIME FOR CHANGE/memoirs
(5) SWITCH STYLE


「EMO IS DEAD」な季節はとうに過ぎ、めくるめく不協和音でメロディを奏でる(1)。ひたすら真っ黒! 新作7インチも含め、怒涛のアナログ・リリースに震えた(2)。いまだ追い求めるTシャツ&総柄コンバース収集熱に拍車をかけた(3)。伝統の味わいと現役のこだわり、NEW AGE RECORDSリリースの2008ベスト(4)。そして年末感謝祭、「Start Today」な(5)。再びアンチで拝める日も遠くないはず……と勝手に思い込んでは反芻する毎日。(星)





(1)ライヴも素晴らしかったです。2人のミュージシャンシップ、唄心。人の営みそのものを聴くような感覚。(2)元来視覚を伴う作品ですが、音だけ聴いても気合の入り方が違います。コンテンポラリーな風合いもあり、これまでのソロ名義作とは少々異なる意欲作。(3)音のインパクトでは前作が上回るものの、豊富なビートの引出に反逆の狼煙が何本も立ったスルメ作。(4)ぜひ生で体感したいものです。(5)ノルウェイジャン・ブラック大先輩、OLD FUNERALの元メンバーによる新バンド。DARK THRONE(『The Cult Is Alive』以降)の強力ライバルとなりそうなドライヴィン・メタル・アナーキー。(久)





美メロに重なるハーモニーやコーラス、中音域が強調されたギターの音、ストリングスやホーンを多用したアレンジ……ポップ・サイケ感あふれる(1)は、とにかくすべてが琴線に触れまくり。08年度の洋楽ベスト・アルバムです。ヒップホップのリズム感覚でトッド・ラングレンのようなポップ・ソングを奏でる(2)は、家で聴くには最高の1枚。(3)は単純に"素晴らしかった"の一言に尽きます。沖井礼二氏による(4)は、2008年1番聴いたアルバム。沖井氏の作り出す音楽が大好きなんだということを再確認しました。07年夏に下北沢で観たライヴで心を撃ち抜かれ、以降何度もライヴに足を運んだ1000sayは08年ベスト・ニューカマー! (5)はCDで聴くのもいいけど、ぜひライヴで体感を! 季節ごとのベスト3とほぼ丸かぶりの5枚ですが、オアシストリハチも外せませんね。(千)





“人音一致”と言いましょうか、パーソナリティと出す音にブレがないアーティストの作品は、やっぱり素晴らしい。たとえば取材でお話を訊いたときに"ああ。この人だったら、やっぱりこういう作品、作るよなあ"って、自然と思わせられるような。もちろん、ここに挙げているアルバムも、そういう作品です。その定義からいくと『YELLOW』を作った電気グルーヴのお二人は、とんでもないキ●ガイということになってしまいますが、そこから滲み出るインテリジェンスやエレガンスさにこそ、ボクはあえてズームしたい。クレイジーケンさんも「チンチン出してるのに品がある感じを目指したい」と言ってましたし。ボクもそういう感じを目指したいし、そういう仕事をしたい。今年の自分内ブームは、エレクトロではなくエレクトです。なんつって……じゃなく、マジで。(望)





2008年は全体的に小粒の印象。(1)(2)は限定盤を購入、(2)は特殊仕様ゆえ入荷まで1ヵ月待った。(3)はバットマン好きではない筆者でも◎。(4) はいろんな部分がツボ。(5)はトレヴァー・ホーン信者なので。以下に挙げる作品も2008年の思い出の作品。新譜:コールドプレイポーティスヘッドマドンナMGMTM83StyrofoamキングスXスノウ・パトロールモーマスキーンiLLCOILmiaou、電気グルーヴ、大槻ケンヂと絶望少女達、YMCK上野洋子日暮愛葉 and LOVES!noodles。復刻:アラン・パーソンズ・プロジェクト808ステイト『振り返れば奴がいる』『がんばれ!!タブチくん!! 』ほか。(徳)





2008年は聴き込めば聴き込むほど味わいが深くなるアルバムにたくさん巡りあえました。そのせいか以前にもまして、サウンドだけでなく、詞を眺めながら“言葉/メッセージ”をじっくり楽しむ傾向が強まりました。時には知ってる言葉でも辞書などで調べ尽くしてから何度もリピートして聴いてみたり。おかげで感動も大きかったと思います。そのきっかけを与えてくれたのは、本サイトで連載も掲載している川江美奈子さんの作品(1)です。その後もいろいろな曲を深く聴き直したいという好奇心が大きくなっていったのもその頃からでした。ベスト5はとくに世界観を楽しめた5枚です。順番は内容の差ではなく、聴いた回数が多かった印象で並べました。(清)
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