英・マンチェスター発のバンド、ノースサイドが91年にファクトリーから発表した唯一のアルバム。「Shall We Take A Trip」「Take 5」など、インディ／ダンスの歴史的クラシックスが楽しめる。プロデュースはイアン・ブロウディ。

ジャーマン・エレクトロニックの奇才プロデューサー、リコ・フリーベの2025年発表のアルバム。ダンス・ミュージックの持つグルーヴや多幸感、エモーショナルな空気をポップな歌の世界に溶け込ませ、新機軸を切り開いている。

オーストラリア・フランクストンのインディロック・バンド、ザ・ベルエア・リップ・ボムズの2ndアルバム。ナオ・アンザイ、ジョー・ホワイトがプロデュースを担当。温かくファジーなギターメロディが印象的な楽曲を収録している。

スコットランド／アイルランド由来の伝承音楽をルーツに発展したブルーグラスのコレクション。ビル・モンローやスタンレー・ブラザーズといった巨匠陣に加え、ドック・ワトソン、ザ・ケンタッキアンズらの楽曲を収録している。

モダン・ブルース界を牽引してきたブルースの巨人、B.B.キングのライヴ・アルバム。1983年にフランスのカンヌで行なわれた公演の模様で、レギュラー・バンドを率いつつ、彼の得意とするチョーキングも冴えまくっている。

YouTubeを拠点に作品を発表するクリエイター、CREEP-Pが米の〈ATTACK THE MUSIC〉から発表したアルバム。アーシャ・エロティカを迎えた「Bite Me」ほか、デジタル・ハードコア・チューンをたっぷりと収録している。

サム・クックの甥としても知られるポップなソウル・シンガー、R.B.グリーヴスが1977年に発表したソロ・アルバム。持ち前のソウルフルでウォームなヴォーカル、スムースな歌唱が存分に冴えわたっている。

英国の名ハードロック・バンド、ストラップスのスタジオ・アルバム全4作と発掘ライヴ作品をまとめたボックス・セット。作品ごとにやや作風を変えつつ、性倒錯的な歌詞とグラム色を加味した刺激的なハードロック・サウンドは一貫した輝きを放っている。

5人のマルチ奏者からなるポストロックの代表格が、9年ぶりに放つアルバム。ジョン・マッケンタイアがプロデュースを担当し、初期を彷彿とさせる緊張感みなぎるグルーヴを湛えた「Oganesson」のほか、進化し続ける彼らの現在地を示した楽曲が並ぶ。

1973年に発表された通算4作目のアルバム。アル・マッケイ（g）とアンドリュー・ウールフォーク(sax）の加入で黄金期のメンバーが揃い、9人体制で録音。カリンバが響く「イーヴィル」をはじめ、アフロ〜ラテン色を強めた楽曲が際立つ作品だ。

ネオアコ・ムーヴメントの代表格、ロディ・フレイム率いるアズテック・カメラの83年のデビュー作。大ヒット曲「思い出のサニー・ビート」や軽やかなロカビリー「クイーンズ・タトゥーズ」など、美しいメロディとギター・サウンドの宝庫のような一作だ。

スコットランド出身のシンガー・ソングライター、アル・スチュワートが1973年に発表した5thアルバム。歴史上の出来事をテーマにしたコンセプト作で、リック・ウェイクマンらによる力強い演奏をバックに、優しい歌声がストーリーを進めていく。

モット・ザ・フープルのリーダーが1975年に発表した1stソロ・アルバム。ともに双子座であるミック・ロンソンとのコラボにより制作され、グレイト・ホワイトもカヴァーした「恨みつらみのロックン・ロール」ほか孤高のロック詩人らしい濃い楽曲が並ぶ。

イギー・ポップが1979年に発表した3rdソロ・アルバム。『ソルジャー』『パーティ』に続く三部作の第1弾で、ストゥージズ時代の同僚ジェームズ・ウィリアムソンがプロデュースを手がけた。「アイム・ボアード」「ファイブ・フット・ワン」などを収録。

イギー＆ザ・ストゥージズが1973年に発表した3rdアルバム。「サーチ・アンド・デストロイ」をはじめ、暴発寸前のエネルギー渦巻くテンションの高い一枚だ。リリース当時の評価は芳しくなかったものの、今ではパンクロックのバイブルと言われている。

ピアノやハーモニカ、ギターもこなすマルチなミュージシャン／R＆Bシンガーが1969年に発表したアルバム。ビートルズのカヴァーでも知られる「カンサス・シティ」のほか、スワンプソウルの傑作と評されるタイトル曲を収録。

バンドの最高傑作であり、ネオサイケ屈指の名曲として知られる「キリング・ムーン」を収録した1984年発表の4作目。欧州的耽美観を漂わせ、哀愁のメロディとアコースティック・サウンドで新境地を拓いた。全英アルバム・チャート4位を記録。

ポストパンク激動期のUKニューウェイヴ・シーンにおいても異彩を放ち、ネオ・サイケデリックの旗手としての存在感を決定づけたエコー＆ザ・バニーメンの記念碑的なデビュー・アルバム。大ヒット曲「レスキュー」「クロコダイルズ」を収録。

孤高のヴォーカリスト、イアン・マッカロクの気だるい歌声と陰影に富んだメロディが絶妙に溶け合う1981年発表の2ndアルバム。ヒット曲「プロミス」をはじめ、繊細で叙情的な独自のサウンドを完成させた重要作だ。

ヒット・シングル「バック・オブ・ラヴ」「ザ・カッター」を収録。張り詰めたテンションとスピード感にあふれたエコー＆ザ・バニーメンの傑作3rdアルバム。全米チャート2位を獲得した代表作だ。

ブルース／R＆B界の重鎮、エタ・ジェイムズが1982年にリリースしたライヴ・アルバム。ステイプル・シンガーズやオーティス・レディングのカヴァー、ブルース・スタンダードも交えた迫力満点のパフォーマンスを収めている。

アニマルズのリード・ヴォーカリスト、エリック・バードンのライヴ・アルバム。1981年に行なったスタジオ・セッション、同年のカリフォルニアとドイツでのコンサート音源をまとめた内容となっている。マイケル・ラフ（key）らが参加。

ニュー・オーダーのバーナード・サムナーと元ザ・スミスのジョニー・マーという英国ロックの両雄がタッグを組んだ奇跡のユニットの1stアルバム。一躍脚光を集めたデビュー曲「ゲッティング・アウェイ・ウィズ・イット」などを収録。

ニュー・オーダーのバーナード・サムナーと元ザ・スミスのジョニー・マーによるユニットの2ndアルバム。以前のコラボレイターでもあるデニス・ジョンソン、クラフトワークのカール・バルトスを迎え、ネオアコからダンス・ナンバーまでを収録している。

米・フィラデルフィア発のシンガー・ソングライター／ブルース・ギタリストのライヴ盤。1973年のボストン近郊のジョーズ・プレイスでのギグで、レッド・ツェッペリンもカヴァーした「アイ・キャント・クイット・ユー・ベイビー」などを披露している。