初期ハートの代表作である77年発表の2ndアルバム。ハード・ロックのみならず、「森の詩」や「狩人の夢」といったファンタジックなアコースティック・ナンバーも披露。シングル・カットされた「バラクーダ」も聴きどころ。

キャンド・ヒートやジョン・メイオールのバンドで活躍し、ストーンズのアルバムにも参加したギタリスト、ハーヴェイ・マンデルが2017年にリリースしたソロ・アルバム。特徴的なうねりのある音色も健在の、マンデルらしいハードコアなギターが味わえる。

初の全米ナンバーワン・ヒット「哀しみのマンデイ」を収録した、1974年発表の2ndアルバム。ポップス、ロック、ソウル、ジャズの要素が合わさった良質な一作で、彼が70年代を代表するエンターテイナーとしての地位を確かなものにした記念碑的作品だ。

パティ・スマイスが1981年に結成したバンド“スキャンダル”のライヴ音源集。1983年と84年に行なわれた解散前のライヴを収めた貴重な一作で、「ラヴス・ガット・ア・ライン」などのヒット・ナンバーを多数披露している。

トッド・ラングレンをプロデューサーに迎えた4thアルバム。元MC5のフレッド・ソニック・スミスへ捧げられた「フレデリック」など、穏やかな作風が特徴的。ポップなビート・サウンドを利かせたザ・バーズのカヴァー「ロックン・ロール・スター」も収録。

1976年発表の2ndアルバムはロックな面を強調したバンド・スタイルの作品。愛や性、ドラッグなどをテーマに取り上げた詞も印象的で、長尺のタイトル曲やインテリジェンスあふれる「ポピーズ」など、シュールリアリスティックなロックを完成させている。

9弦ギターを操りながら歌うカントリー・ブルースの鬼才、ビッグ・ジョー・ウィリアムスが1963年にシカゴで行なったライヴを収録したレア作品。代表曲「ベイビー・プリーズ・ドント・ゴー」も演奏している。

フィービ・スノウによる1976年発表の3rdアルバムのリイシュー。レイ・パーカーJr.ら豪華ミュージシャンがゲスト参加。オリジナル曲に加え、ザ・ビートルズ、テンプテーションズなどの多彩なカヴァーも楽しめる。

60年代〜70年代にかけて活躍したUSガレージ・バンド、フレイミン・グルーヴィーズのライヴ・アルバム。地元であるサンフランシスコで1971年に行なった公演の模様を収録。ロイ・ロニーが脱退する直前のストレートなロック・サウンドが堪能できる。

豪・シドニーのインディポップ・バンド、ブリッジ・ドッグのデビュー・アルバム。オールウェイズを彷彿とさせるシューゲイズ×インディポップの名曲「Counterweight」をはじめ、甘酸っぱく、キラキラとした楽曲が詰まっている。

ブートレッグ・シリーズ第18集。デビュー以前から『時代は変る』発表前後までを時系列で追い、現存する最古の音源から未発表の自宅録音、スタジオ・アウトテイクなど139トラックを収録。映画『名もなき者』を補完し、再検証できるドキュメント的内容だ。

コロンビアからアサイラムに移籍し、ザ・バンドの面々とともに作り上げた1974年のアルバム。ディランの詩的な世界観とザ・バンドのルーツロック・サウンドが見事に融合。名曲「いつまでも若く」などを収め、ディラン史上初の全米チャート1位を獲得した。

ブルースロックの雄、ポール・バターフィールドが1970年に米・ニューヨークで行なったライヴの模様を収録した2枚組。デヴィッド・サンボーンやトレヴァー・ローレンスらジャズ・スターもホーン・セクションで参加している。

“不世出のブルースロック・ギタリスト”とも評されるマイク・ブルームフィールドによるライヴ盤。米・カリフォルニアのギター・ショップで行なわれたレアなライヴを収めたもので、臨場感あふれる演奏を楽しめる。

ブルース・ギタリスト／シンガーのマジック・サムとブルース・シンガー／ハーモニカ奏者のシェイキー・ジェイクによるライヴ・アルバム。1966年にシカゴはシルヴィオズで行なわれた公演の模様で、小さなクラブ・ギグの臨場感も魅力的な演奏となっている。

シカゴ・ブルースの巨人、マディ・ウォーターズが1976年にポーランドのワルシャワで行なったライヴを収録。ルーサー“ギター・ジュニア”ジョンソンら懐刀を従え、「ガット・マイ・モジョ・ワーキング」をはじめ鉄板の選曲でマディの真骨頂を見せつける。

ビギー・ギボンズがZZトップ結成前に率いていた米・テキサス産ガレージロック・バンドのコンプリート・コレクション。1968年に発表した唯一のアルバムのほか、ギボンズのもう一つのバンド“ザ・コーチマン”の音源も追加収録している。

シカゴ・ブルースを代表するピアニスト、メンフィス・スリムが1962年に移住先の仏・パリで録音したライヴ作品。ウィリー・ディクソンとフレンチ・ドラマーのフィリップ・コンベールとのトリオを核に、ご機嫌にピアノの弾き語りを展開している。

デヴィッド・ボウイをプロデューサーに迎えて1972年に発表した代表作。グラムロックのアンセムとなった表題曲や後にバッド・カンパニーもカヴァーする「レディ・フォー・ラヴ」などを収録。グラムロック・シーンを語る上で外せない名盤として知られる。

ステイタス・クォーの作詞家、ボブ・ヤングとホワイトスネイクのギタリストだったミッキー・ムーディが70年代後半に結成したブルースロック・バンドの2010年再結成時のアンソロジー盤。名曲の別ヴァージョンや発掘された未発表トラックなども収録。

1950年代に活躍した知る人ぞ知るサックス奏者、リン・ホープによる演奏をまとめた編集盤。「今宵の君は」をはじめとする人気曲を多数取り上げており、いわゆるバップ・イディオムを使わないストレートなブロウが中心。

米・ニューヨークのシンガー・ソングライター、ルー・コートニーの2ndアルバム。ジェリー・ラゴヴォイが手がけた作品で、フリー・ソウルの名曲「ザ・コモン・ブロークン・ハート」などを収録。1970年代初頭のメロウ・ソウルを代表するアルバムだ。

当時の恋人、レイチェル・ハンフリーズにインスパイアされたラヴ・ソング集であり、ニューヨークへの懐郷の想いを綴った1976年の名盤。きわめて私小説的なタイトル曲やヴェルヴェッツ時代に書かれた「シー・イズ・マイ・ベスト・フレンド」などを収録。

ニューヨーク発の女性シンガー・ソングライター、ローラ・ニーロが1978年に発表したアルバム。肯定的な歌詞が印象的な「ミスター・ブルー（わかり合うための歌）」など、聴き手を選ばないメロディックなナンバーが揃っている。

エルヴィス・プレスリーもカヴァーした「ビッグ・ロッキン・トゥナイト」のオリジネイター、ロイ・ブラウンが1970年代後半にサンフランシスコで行なったライヴを収録。ジャンプ・ブルース・シャウターとしての真骨頂ともいえる熱狂のライヴがよみがえる。