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福山雅治が主演、是枝裕和監督最新作『そして父になる』来年10月公開!

是枝裕和   2012/12/27 15:13掲載
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福山雅治が主演、是枝裕和監督最新作『そして父になる』来年10月公開!
 来年の10月5日(土)より日新宿ピカデリーほかにて全国公開を予定している、是枝裕和監督の最新作『そして父になる』。主演をつとめる福山雅治をはじめ、新たな出演キャストが発表に。福山の妻を演じるのは、NHKの連続ドラマ小説『カーネーション』で国民的人気を博した尾野真千子。そしてもう一組の夫婦役にはNHK大河ドラマ『龍馬伝』で福山と夫婦役を演じた真木よう子と、プライベートでも親交の深いリリー・フランキー。さらに、風吹ジュン國村 隼樹木希林夏八木 勲といった是枝作品ならではの豪華キャスト陣が脇を固めています。

 これまで明らかになっていなかった物語の内容も一部解禁となり、福山は本作で初の父親役を演じるとのこと。――ある日病院からの一本の電話で、小学校受験真っ只中の6歳の息子は、実は出生時病院で取り違えられた他人の子供だったことを知らされる。血のつながりを選ぶのか? 共に過ごした6年という時間を選ぶのか? 主人公は選択を迫られる――。人生の壁にぶつかり悩みながらも成長する、一人の男を演じます。

<福山雅治からのコメント>
――初父親役について
経験がないものですからどうしたらいいか不安でしたが、是枝さんと話して、また台本を読んで、いわゆる父性が全面に出ているタイプの父親像では無かったのでやり易かったです。

――本作を演じるにあたり役づくりの方法や参考にしたことなど
父性があまり感じられないタイプなので、そのまま役に入っていけたと思います。やって行くうちに自然と変化が出てくるのではないかと思っていました。是枝さんの現場は映画の撮影でありながら、ドキュメントのような、はたまた実験のような現場でした。科学反応が起こることを期待しながらやっていたので、作る必要は全くありませんでした。

――是枝監督と仕事をしてみて
シンガー・ソングライターのような方だなと。最終的にはご自身でも知り得なかった深層心理が作品ににじみ出てしまうタイプなのでは。自分でもコントロールできないところに到達してしまう表現者なのではないかと。また、それを楽しみにしながら作品を撮られてるのかも。
実際にお会いする前は、過去にドキュメンタリーを撮っていたということもあり、役者に対してやや残酷な切込み方、というか追い込み方をされるのかなと予想していたのですが、実際は真逆でした。それが素敵だと思いましたし、逆に凄みであると思いました。自分が相手の中に踏み込んで暴いていくというよりは、相手に出させるタイプだと。

――楽しみにされている方々に一言
すごく共感してくれる人と、わからない人に分かれる作品かもしれませんが、台本を読んで僕はとても共感出来ました。ひとりの男が、息子であるとか妻であるとか、自分以外の存在に対してどれだけ愛情を注げるのかということがテーマ。注ごうと思って注ぐ愛情と、本能的に注ぐ愛情は違うので、最初から無償の愛を持っている人にとっては「なんだこの普通の話は」と思われるかもしれません。が、意外とそうじゃない方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。自己愛で人を愛する人、無償の愛で人を愛する人、どちらのタイプの人が見ても発見はあると思います。

<是枝裕和監督からのコメント>
福山さんと1シーン1シーン話しあって、一緒に良多という一人の人間を立体的に描いていきました。
良いところも悪いところも。とても楽しい共同作業でした。
映画は福山さん演じる父親を、リリーさん演じる全く違うタイプの父親や尾野さん真木さん演じる「母親」という圧倒的な存在と対比させながら、未熟な部分も含めて、人間的に描けたと思います。
今まで見たことのない福山さんの魅力を引き出せたと確信しています。

<尾野真千子からのコメント>
この世界に入った頃から是枝さんを注目し、出たい出たいと思っていたので素直に嬉しかったです。
やっていくうちセリフや気持ちがどんどん変わっていくスタイルはめずらしく、ワクワクしたし楽しかったです。
共演者の方々も大好きな方ばかりで幸せでした。

<真木よう子からのコメント>
憧れだった是枝組はとても穏やかな現場で静かな気持ちで真摯に役と向き合える場所でした。リリーさんとの夫婦役は照れ臭かったですが、擬似夫婦体験、悪くなかったです。福山さんとは以前共演していますが、今回のような嫌なやつも意外とハマってるな、と。みたことがない福山さんがみれると思います。作品の出来上がりが一観客としても楽しみです。

※2013年10月5日(土)新宿ピカデリー他全国ロードショー
『そして父になる』
配給:ギャガ
(C)2013『そして父になる』製作委員会
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